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京都大学 2024年度 前期日程 理系
第4問 整数・数列の解答・解説
偶奇・合同式・帰納法・2のべき当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/12
問題文について
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(1) がすべて奇数となる最小の自然数 を求める
答
が奇数のときの次の項は で、これが奇数になる条件を の を法とする余りで書くと となる。これを繰り返すと、法が と倍々になっていく。
が奇数のとき である。これが奇数になる条件は 、すなわち で、 だから
である。これを順に使う。
- が奇数:。 と書ける。
- 。 も奇数には 、つまり 、 より は奇数。 として 。
- 、。 も奇数には 、つまり より は奇数。 として 。
よって が必要十分で、最小の自然数は
である。実際 はすべて奇数である(次の は偶数)。
を から まで動かして先頭から何項が奇数かを直接数えると、 項以上が奇数になる最小の は だった。 である。
「 が奇数」だけでは次が奇数とは限らない。 が次の項の奇数条件である。
毎回「」の形が出て の偶奇が決まり、法が 倍になる。この構造に気づけば (2) も同じ手で進む。
(2) がすべて奇数となる最小の自然数 を求める
答
(1) の計算を続けてもよいが、 とおいて一般項を求めてしまうほうが早い。実際 となり、偶奇が指数で読める。
(1) の繰り返しから、 がすべて奇数になる条件は だと予想できる。これを確かめる。
のとき。 に対して
であることを帰納法で示す。 は定義どおり。 が奇数なら
となり、形が保たれる。 の偶奇は の偶奇で決まるので、 なら のべきが残って偶数、したがって は奇数である。 では で偶数になる。
最小性。 (1) と同じ議論を 回繰り返すと、 がすべて奇数である条件は であり、自然数の最小は である。
がすべて奇数なので 、したがって
である。
の列は と 項が奇数で、 で偶数になる。 に を入れると で合っている。
を から まで動かすと、 項以上が奇数になる最小の は だった。 である。
の形を見つけると、偶奇が の指数だけで決まるので議論が一気に短くなる。
「 がすべて奇数」は 項なので である。 としない。
最小性は、各ステップで法が 倍になる (1) の議論から従う。「 でうまくいく」だけでは最小だと言えない。
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