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東北大学 2022年度 前期日程 理系
第2問 微分法の解答・解説
4次関数の最小値・導関数の因数分解・解と係数の関係・単調減少の条件当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/13
問題文について
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(1) の最小値が負となるような の範囲を求める
答
なので、 が負になるのは かつ となる があるとき。これは が異なる2実数解をもつことと同値である。
は4次で の係数が正なので最小値をもつ。最小値が負であることは、 となる が存在することと同じである。
で、 では だから、 となるのは
となる があるときである。 の解が存在するのは判別式が正のとき、すなわち
のときである。このとき解の集合は長さが正の開区間だから、 以外の点を必ず含む。逆に なら がつねに成り立ち である。よって求める範囲は
である。
では最小値 、 では 、 では だった。
では で になる。「 となる がある」だけでなく、それが 以外にとれることまで見る(開区間なので自動的に成り立つ)。
(2) のとき は2つの極小値をもつ。極小となる を とするとき、 を示す
答 とおくと
は でくくれて「 2次式」になる。極小点は2次式の2解なので、そこでの の値を解と係数の関係だけで比べられる。 と平行移動すると式がさらに軽くなる。
の因数分解。 積の微分から
である。2次式 の判別式は で、 なら だから異なる2実数解 をもつ。 を代入すると なので は2解の間にあり
である。 の符号は と変わるので、 が極小、 が極大を与える。
極小値の表し方。 が の解なら なので
である。よって
である。 とおくと だから
である。
の対称式。 、 とおく。 を に入れると
なので、解と係数の関係から
である。 より である。
差をとる。
で、因数分解すると
である。、 を入れると、 の中は
である。 だから であり、また より なので
である。したがって
となり、 である。
では 、 で だった。 でも同じ向きだった。
を根号で書き下すと比較が重い。 を の形に直してから対称式で処理する。
と平行移動すると が定数 になり、 は にだけ残る。符号の議論がこれで一本化できる。
(3) が において単調減少し、かつ において最小値をとるとき、 の範囲を求める
答 または
の符号を で場合分けする。いちばん左の極小点が最小値を与えれば条件が成り立ち、そうでなければ途中に増加区間が入って成り立たない。
とおくと である。判別式は 、、 の軸は である。
(i) 。 判別式が 以下で だから、 の符号は の符号と同じである。 は で減少、 で増加し、 で最小になる。 として条件が成り立つ。
(ii) 。 (2) より で、 は で減少、 で増加、 で減少、 で増加する。極小値は で、(2) より だから最小値は である。 として条件が成り立つ。
(iii) 。 判別式は正なので は異なる2実数解 をもつ。 で、軸が だから は2解の右側、つまり
である( のときは )。このとき の符号は で負、 で正、 で負、 で正である。極小値は と の2つで、極大が である。
が で単調減少して で最小になるには、 でなければならない( だと、その手前の で増加してしまう)。したがって条件は
すなわち「 の最小値が 以下」である。(1) より最小値が負なのは 、最小値が になるのは のときで、 では は 以外で正である。よってこの場合の条件は である。
まとめ。 (i)(ii)(iii) を合わせると、求める範囲は
である(、)。間の では、最小値 をとるのが だけなのに、その手前に増加区間があるので条件を満たさない。
では で、最小値 を と の2か所でとる。 にとれば条件を満たす。
を から まで13通りとって数値で判定すると、条件を満たさなかったのは だけで、 と一致した。
の場合分けの境目は ( が の解になる)と (判別式 )の2つ。 は最小値の符号の境目で、別の由来である。
というごく狭い区間だけが除かれる。数値で確かめておくと安心できる。
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