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東北大学 2020年度 前期日程 理系
第6問 積分法の解答・解説
置換積分による対称性・部分積分・漸化式・有理数であることの証明当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/13
問題文について
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(1) について、 と を示す
答前者は の置換、後者は
1つめは「 と を入れ替える置換」。2つめは足すと になることを使って括り出すだけ。
前半。 とおくと 、、 で、 が のとき は である。よって
である。
後半。 被積分関数を足すと
なので、 から まで積分して
である。
で数値積分すると 、 で一致した。
(2) を求める
答
が の微分(符号つき)なので、 の置換でただの多項式の積分になる。
とおくと 、 が のとき は である。よって
である。
(1) より でもある。
で数値積分すると で、 と一致した。
(3) が成り立つことを示す
答 を積分、 を微分して部分積分すると、境界項が になる
と分け、前半を積分する側にとる。原始関数が になり、分母の が出てくる。
である。これを使って部分積分すると
である。境界項は、 で 、 で なので である()。残った積分は
である。よって
である。
では 、 で一致した。
どちらを積分する側にとるかで分母が決まる。 を積分側にとると が分母に出て、目的の形になる。
(4) または が奇数ならば は有理数であることを示す
答(1) で が奇数の場合を が奇数の場合に帰着させ、(2) を出発点に (3) で を ずつ上げる帰納法
(1)(2)(3) がそのまま道具になる。(1) で「 が奇数」の場合だけ示せばよいことにし、(2) を の場合、(3) を を 増やす step として使う。
(1) より なので、 が奇数の場合は が奇数の場合に帰着する。よって「 が奇数ならば は有理数」を示せばよい。
()として、 についての数学的帰納法で「すべての正の整数 に対し は有理数」を示す。
。 (2) より で、これは有理数である。
。 すべての について が有理数と仮定する。(3) で とすると
である。右辺は有理数 と、仮定より有理数である の積だから有理数である。
よって数学的帰納法より、 が奇数のとき はつねに有理数である。 が奇数のときも (1) より同じ結論になる。
がともに偶数のときは有理数にならないことがある。たとえば である。実際 の値は、 がともに偶数のときだけ を含む。
、、 と、いずれも有理数だった。
帰納法は「すべての について」という形で回す。(3) で が に変わるので、 を固定したままでは回らない。
の置換で に直して「多項式の積分だから有理数」としてもよい。こちらのほうが短い。
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