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東北大学 2020年度 前期日程 理系
第2問 図形と方程式の解答・解説
円と直線の距離・共有点の個数・連立方程式・集合の要素数当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/13
問題文について
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(1) の実数とし、円 、直線 、直線 を考えるとき、 と の交点が 上にあるような を求める
答
まず と を連立して交点を求める。係数が と で直交しているので、消去もきれいに進む。
を平方完成すると
なので、中心 、半径 の円である( なので半径は正)。
を連立する。
上を 倍、下を 倍して引くと 、つまり である。上に戻して より だから、交点は
である。これが 上にある条件は
すなわち で、 である。
の法線ベクトルは 、 の法線ベクトルは で、内積は 。つまり である。(3) でこの事実は直接は使わないが、図を描くときの見当になる。
のとき交点は で、 に代入すると で成り立つ。
(2) と が異なる2つの共有点をもつような の範囲を求める
答 または
中心から直線までの距離が半径より小さい、という条件を書く。両辺とも 以上なので2乗して比べられる。
中心 と の距離は
である。異なる2点で交わる条件は、これが半径 より小さいことなので
である(両辺 以上なので2乗してよい)。展開して整理すると
である。左辺は と因数分解できるので
である(いずれも を満たす)。
では距離 で2点、 では で共有点なしだった。
半径は ではなく 。 の場合を落とさない。
(3)集合 の要素の個数が となる をすべて求める
答
と についても (2) と同じ計算をする。2つの集合が共通の要素をもつのは、その点が と の交点 でもあるときに限るので、(1) から のときだけ。それ以外は個数を足すだけである。
と 。 中心 と の距離は
である。これと半径 を比べると
- または :2点
- または :1点(接する)
- それ以外:0点
である。(2) と同様に と については
- または :2点
- または :1点
- それ以外:0点
である。
重なりの有無。 2つの集合が共通の点をもつなら、その点は 上にも 上にもあるので と の交点 であり、かつ 上にある。(1) よりそれは のときだけである。
のとき。 2つの集合は交わらないので、要素数は である。これが になるのは か の組み合わせのときである。
- は 。このとき には か が必要だが、 も も当てはまらない。不適
- は 。 は を満たし、 は を満たすので、どちらも 。適する
のとき。 距離は について 、 について で、どちらも半径 より小さいので である。共通の点 が1つあるので、和集合の要素数は
で、条件を満たす。
以上より、求める は
である。
では との距離 (2点)、 との距離 (接する)で和集合3個。 では (2点)と (接する)で3個だった。
の「2点ずつだが1点が共通」を見落としやすい。(1) はそのための誘導である。
の2つの値がいずれも の条件を満たさないことを、きちんと確認する。
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