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東京大学 2020年度 前期日程 理科
第6問 三角関数・図形と方程式の解答・解説
中間値の定理・三角方程式の解の個数・楕円の法線・合成当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/11
問題文について
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(1) のとき が に少なくとも 個の解をもつことを示す
答 となる 点で符号が交互に変わるので、中間値の定理から 個
が をとる点を選ぶと、第1項の絶対値は になる。第2項は絶対値が 以下なので、 なら第1項の符号がそのまま全体の符号を決める。 は と交互にとるので、符号も交互に変わる。
とおく。 では がそれぞれ になるから、 とあわせて
となる。 は連続だから、中間値の定理により 、、 のそれぞれに解が少なくとも1つある。
さらに は周期 をもち なので、 にも解がある。この区間の解は を引けば の中の、上の3つとは別の位置に来る。よって に少なくとも 個の解がある。
から までだと符号の変化は3回しかない。周期性を使って から までをもう1区間として数えると4個になる。
(2) 内のすべての点 が条件をみたすような が存在することを示し、その最大値を求める
答最大値は
「 での接線と が直交する」を式にすると、 の媒介変数 についての方程式になり、整理すると (1) とまったく同じ形 になる。 は の位置だけで決まり、 が と同値になる。最大値のほうは、 を特別な向きにとって解の個数を直接数えればよい。
上の点を とおく。 を動かすと は を1周し、 の範囲では と が1対1に対応する。接線の方向ベクトルは
である。 として、 と接線が直交する条件は
すなわち、 とおくと
である。なお なので、 は と書き直せる。
なら条件がみたされる。 が原点なら で、方程式は となり の 個の解をもつ。 が原点でないときは、合成して
となる がとれるので、両辺を で割って
の形になる。 なら なので、(1) より解は少なくとも 個ある。異なる には異なる が対応するから、条件をみたす も少なくとも 個ある。
よって とすれば、 のすべての点 ()で条件がみたされる。とくにそのような は存在する。
では成り立たない。 の点を考える。方程式は
である。 とおくと より で
となる。 なので、 なら は 個、 なら 個、 なら 個である。 を整理すると
となる(もう一方の は ならつねに 以上)。したがって では に対応する がなく、解は 個しかない。 でも 個である。
この点の原点からの「 での距離」は で、 は にあたる。 なら となる がとれて、その は の中にありながら条件をみたさない。よって は不適である。
以上より求める最大値は である。
をみたす 点を無作為にとって解の個数を数値で数えると、すべて 個以上だった。 の 点では 点で 個未満になる。 では となってちょうど境目になり、この点の距離は である。
と置きかえると、 の条件 がそのまま になり、(1) の も ときれいに書ける。この置きかえをしないと式が見通せない。
が原点の場合は合成ができないので、別に扱う。このときはちょうど 個になる。
最大値を出すには「 だと壊れる」具体例が要る。 の向き(楕円の縮閉線が原点にいちばん近づく向き)をとるのがよく、そこでは の置きかえで解の個数が正確に数えられる。
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