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東京大学 2019年度 前期日程 理科
第6問 複素数・方程式の解答・解説
解と係数の関係・共役複素数・4次方程式・双曲線当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/11
問題文について
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(1) のうちちょうど2つが実数で、残りの2つが互いに共役であることを示す
答4つとも実数、または共役な2組、のどちらでも が実数になってしまう
係数が実数の方程式なので、解の集合は共役をとる操作で閉じている。4つの解の実数・非実数の内訳は「4つとも実数」「2つ実数+共役な1組」「共役な2組」の3通りしかない。条件3は が実数でないことを言っているので、残り2つを潰せばよい。
の係数は実数なので、解の集合は共役をとっても変わらない。解は相異なる4つだから、内訳は次の3通りしかない。
- 4つとも実数:このとき は実数で、虚部が になり条件3に反する。
- 非実数が2つ(互いに共役)で実数が2つ:これが残る場合。
- 非実数が4つ(共役な2組 ): の組み方は 、、 の3通り(残りが )で、それぞれ は 、、 となり、どれも実数。やはり条件3に反する。
よって、ちょうど2つが実数で、残りの2つは互いに共役な非実数である。
「非実数が4つ」の場合、 の選び方によって の形が変わるので、3通り全部を見る必要がある。どれも「ある複素数とその共役の和」の形になり実数になる。
(2) を で表す
答
の係数が であることから、解と係数の関係で が出る。これと条件3を合わせると、実数の組と非実数の組の配り方が2通りに絞られ、どちらでも になる。
解と係数の関係より
である。2つの積の和は
と分けられるので、 である。
(1) より実数解を 、非実数解を 、()とする。 が だと が実数で不適なので、 は実数1つと非実数1つの組である。 としてよく、このとき
である。条件3の「実部が 」は 、「虚部が でない」は (これは条件1から成り立つ)である。よって または である。
のとき。 4解の和が なので 、。2つの積の和から
となり 。3つの積の和は
より 、4つの積は
である。
のとき。 で、和から 。2つの積の和は
より 。3つの積の和は
より 、4つの積は である。
どちらの場合も である。
、、 とすると、和は 、2つの積の和は となり条件2の形に合う。、 で、 となり条件3もみたす。
の組み方は問題文の文字の付き方で決まっている。実数どうし・非実数どうしの組だと が実数になるので、実数と非実数を1つずつ組むしかない。
(3) のとりうる範囲を複素数平面上に図示する
答双曲線 から2点 、(頂点)を除いたもの
(2) の2つの場合それぞれで を書き下す。どちらも が という形で出てくるので、実部と虚部のあいだに同じ関係式が現れる。
である。 とおく。
のとき。 、 より である。よって
となり、、すなわち
が成り立つ。 だから である。
のとき。 は 、 をみたすので の解、つまり である。 なので
となり、やはり 、 である。
逆に 、 をみたす任意の点に対して、、、、( の場合)とすれば、4解は相異なり条件1〜3をすべてみたし、 となる。
したがって のとりうる範囲は、双曲線 から頂点 と (複素数でいえば と )を除いたものである。
、 の例では で、 をみたす。条件をみたす根の組を2種類の形で 通り作って確かめても、 はすべて の上にあった。
頂点 と は 、つまり にあたるが、 だと が実数になって (1) に反する。したがってこの2点は除く。
2つの場合( と )で が同じ双曲線に乗る。別々の曲線になると思って場合分けを残さない。
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