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東京大学 2019年度 前期日程 理科

第5問 極限・微分法の解答・解説

中間値の定理・単調性・数列の極限・微分係数の定義当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/11

問題文について

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(1) がただ1つの実数解 をもつことを示す

答解は にあり、そこで は狭義増加

まず解の居場所を絞る。 では左辺の絶対値が を超えるので右辺と釣り合わない。 では なので左辺も正、つまり である。残った では、差の導関数が明らかに正になる。

とおく。

  1. のとき: なので 、解はない。
  2. のとき: なので 、解はない。
  3. のとき: より 、いっぽう なので 、解はない。

よって解は にしかない。この範囲で

である( かつ なので )。したがって は で狭義増加である。、 なので、中間値の定理と狭義増加性から、 をみたす は にただ1つである。

n = 1n = 5y = cos x
()と 。交点は にそれぞれ1つで、 が大きいほど右へ寄っていく。

(2) を示す

答 と の単調減少から直ちに従う

(1) の議論で が と のあいだにあることがすでに出ている。 は で減少するので、それだけで終わる。

(1) より は狭義増加で 、 だから である。また であった。

は で狭義減少なので、 から が従う。

(3)、、 を求める

答、、

の両辺に を掛けると 、つまり となる。これで も も、 の関数 を の近くで見るだけの話になる。 はそのまま微分係数の定義の形である。

。 (2) より で、 だから

である。 なので ()であり、はさみうちの原理から 、すなわち である。

を書き直す。 の両辺に を掛けて

となる(、 なので両辺とも正で、2乗の関係からこう書ける)。

。 と連続性から

である。

。 とおくと 、、 なので

である。 かつ だから、これは の における微分係数に収束する。 を微分すると

なので

である。

では で 、 では 、 と、どの でも小数10桁まで一致する。 へ近づき、 は で となって に近づく。

に気づくかどうかがすべてである。指数が なので、 を1つ掛けて にそろえる、という発想になる。

は微分係数の定義そのものだが、使うには ()と の両方が要る。 なのでどちらもみたされる。

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