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大阪大学 2024年度 前期日程 理系

第5問 整数の解答・解説

互いに素な個数・包除原理・オイラー関数・約数となる条件当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/14

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/14時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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(1) から までのうち と互いに素なものの個数を とする。自然数 と相異なる素数 に対して を示す

答包除原理で を計算する

と互いに素でないのは「 のどれかの倍数」。

とおく。 以上 以下の整数が と互いに素でないのは、 のどれかで割り切れるときである。 から までで の倍数は 個、 の倍数は 個、というふうに数えられるので、包除原理より

である。右辺は因数分解できて

となる。 を入れると

である。(証明終わり)

素因数が1種類なら 、2種類なら と、同じ形になる。(2) ではこれらも使う。

3組の素数と で、数え上げた値と式が一致した。

(2) が の約数となる 以上 以下の自然数 をすべて求める

答

まず が偶数であること、次に奇数部分が の冪に限ることを示す。

は偶数。 が奇数とすると、 は奇素数 をもち、 は (偶数)で割り切れるので偶数である。偶数は奇数の約数になれないので、 は の約数にならない。

そこで (、 は奇数)と書く。(1) と同じ形の式から

である。

のとき: は の約数なので条件をみたす。 から である。

のとき: の奇素数 について は (偶数)で割り切れるので、( は奇数、)と書ける。このとき

で、これが ( の指数は )の約数になるには 、つまり が必要である。

もし が相異なる奇素数 をもつと、 は で割り切れて の倍数になり となる。よって ( は奇素数、)である。

なので、 は を意味する。さらに が の約数になるには、 が の約数でなければならない。 と は互いに素なので

である(このとき で も成り立つ)。したがって ()である。逆にこの形なら で、確かに の約数である。

を数え上げると

  1. :
  2. :
  3. :

である。 の場合と合わせて

の 個である。

答えは「 の冪」と「 の冪 × の冪」。 は に を掛けていく関数なので、分母の を 側でちょうど吸収できるのが だけ、と見ると納得しやすい。

を全部調べると、 となるのはこの 個だけだった。

「 の指数」を比べるのがかぎ。 が の倍数になると、もう の の指数に収まらない。

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