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東北大学 2024年度 前期日程 理系

第6問 積分法・空間図形の解答・解説

円錐の展開図・極方程式・はさみうちと面積・半角の置換当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/12

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/12時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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(1) 平面上の円 、円板 を底面、 を頂点とする円錐を とし、平面 と の側面の交わりを とする。()に対し、線分 と の共有点を とするとき、 の長さ を で表す

答

線分 を媒介変数で書き、 を代入して媒介変数を決めるだけ。 は母線の長さ で によらない。

線分 上の点は を使って

と書ける。 に入れると

である。 では なので 、したがって で確かに線分上にある。

母線の長さは

なので

である。

では で 、つまり は と になる。 では で母線のちょうど半分である。

で 、 を満たし だった。

は の長さ(母線に沿った距離)であって、 の 座標や 平面への射影ではない。

(2) の側面のうち、 の から までの部分、線分 、線分 で囲まれた部分の面積を とするとき、 で を示す

答側面を展開すると、増分は中心角 の2つの扇形にはさまれる

円錐の側面は、母線で切って平らに広げれば半径 の扇形になる。側面上の長さと面積は展開してもそのまま。展開図では が極座標の動径、 が偏角に比例するので、増分が扇形ではさめる。

PABRQE
円錐 K の側面の展開図(x ≧ 0 の側だけ)。頂点 P を中心とする半径 √2 の扇形で、底面の角 θ は展開図では偏角 ψ = (θ + π/2)/√2 に対応する。内側の曲線が E、外側の弧が円 C。網かけが (3) の T。

展開図。 の母線の長さは 、底面の円周は である。側面を母線 で切って平面に広げると、半径 の扇形になる。側面上の長さも面積も展開で変わらない。

底面の弧の長さは保たれるので、底面で から角 だけ回った位置の母線は、展開図では偏角

の向きに来る(底面の弧 と展開図の弧 が等しい)。 は から母線に沿って の位置にあるから、展開図では極座標 の点である。 が 増えると は 増える。

はさみうち。 は、展開図で偏角が から までの、 を頂点として曲線 までの部分の面積である。

で は減少するので は増加する。よってこの偏角の範囲では

である。したがって、この部分は「中心 、半径 、中心角 の扇形」を含み、「中心 、半径 、中心角 の扇形」に含まれる。扇形の面積は なので

すなわち

である。

この不等式を で割って とすると になる。極座標の面積公式 を、偏角の取り替え で書き直したものである。

では となり、5通りの組すべてで成り立った。

展開すると偏角は ではなく になる。母線が なので、弧長をそろえるために で割る。

が で増加であることを使って上下からはさむ。増減を確かめずに不等号の向きを決めない。

(3) の側面のうち、円 の の部分と曲線 により囲まれた部分の面積 を求める

答

(2) の展開図でそのまま考える。 は「半径 ・中心角 の扇形」から「 の内側の部分」を引いたもの。後者は で、半角の公式で の積分になる。

円 の の部分は に対応する。展開図では、偏角 が から

まで動く部分である。 は、この範囲での「半径 の扇形」から「 より内側の部分」を引いたものだから

である((2) の注より 、かつ )。

積分。 を使うと

である。偶関数なので

である。(、 は から )とおくと

である。 なので、 とおくと で

である。よって である。

仕上げ。

である(数値では )。

側面全体の面積は で、その半分( 側)が 。そこから の内側 を引いて になる。

を数値積分すると 、 で と一致した。

展開図の扇形の中心角は ( ではない)。母線 で割る。

は半角で に直すのが早い。問題の の置換もここを指している。

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