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東北大学 2021年度 前期日程 理系

第5問 複素数平面の解答・解説

共線条件・二等辺三角形・軌跡の図示・面積の最大当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/13

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/13時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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(1) を複素数とし、複素数平面上の3点 、、 について、3点が同一直線上にあるための の必要十分条件を求める

答 が実数であること

を基準にすると、 の位置ベクトルは と である。同一直線上 一方が他方の実数倍、で、 がそのまま条件になる。

3点が同一直線上にあるのは、 が の実数倍であるとき、すなわち実数 があって となるときである( なら3点とも に重なり、どの直線上にもある)。

は と同値なので

である。どちらも「 が実数」にまとめられる。逆に が実数なら はともに実軸上にあり、 も実軸上だから3点は同一直線上にある。よって求める必要十分条件は

である。

言い換えると、 が実数でなければ は三角形をなす。(2)(3) ではこの事実を使う。

を20万個ランダムにとると、 となるのと が完全に一致した。

が実数、という形で書くと を仮定することになる。 を別に確認する。

(2)3点 が二等辺三角形の頂点になるような 全体を複素数平面上に図示する

答円 、円 、直線 の和集合から、実軸上の点()を除いたもの

3辺の長さを で書くと、、、 となる。どの2辺が等しいかで3つの条件に分かれ、 で割ると見慣れた図形になる。

まず三角形になる条件は、(1) より「 が実数でない」ことである。このとき で、3辺の長さは

である。二等辺になるのは次の3つのいずれかのときである(いずれも で割った)。

  1. : より
  2. : より
  3. : より 、すなわち

である(3つめは と から等距離、つまり線分の垂直二等分線)。これらから実軸上の点を除いたものが答えである。実軸と交わるのは

の5点である。図示すると次のようになる。

O1(1+√3i)/2Re z = 1/2
2つの円 |z| = 1、|z-1| = 1 と直線 Re z = 1/2 の和集合。実軸上の5点(0, 1/2, ±1, 2)は三角形にならないので除く。3つの曲線は (1±√3 i)/2 で交わり、そこでは正三角形になる。

()、()、()はいずれも二等辺になり、 はどの条件も満たさず二等辺にならなかった。

が実数の点を必ず除く。そこでは3点が一直線上に並び、三角形にならない。

は円ではなく直線(垂直二等分線)。3つのうち1つだけ形が違う。

(3)3点 が二等辺三角形の頂点であり、かつ の偏角 が を満たすとき、三角形 の面積の最大値とそのときの を求める

答最大値 、

面積を と で書くと になる。(2) の3つの場合それぞれで が の式になるので、1変数の最大問題を3回解けばよい。

()とおく。三角形になるには が実数でないので である。頂点 の三角形の面積は

である()。(2) の3つの場合を順に調べる。

(i) 。 なので面積は で、 のとき最大値 である。

(ii) 。 この円を極方程式で書くと ()である。よって面積は

である。微分すると

で、 では だから符号は で決まる。、つまり の前後で正から負に変わるので、 で最大になる。そのとき で

である。

(iii) 。 より である。面積は

で、 では も も増加するから で最大、値は である。

まとめ。 3つの最大値は 、、 なので、全体の最大値は

である。これを与えるのは (ii) の 、 のときで

である。

このとき 、、 で、 の二等辺三角形になっている。

3つの曲線上を細かく走査すると、面積の最大は 、そのとき 、、 だった。

は実数になって三角形にならない。 で考える。

円 の極方程式が であること。これを使うと1変数になる。

3つの場合すべてを調べる。(i)(iii) は端点で最大になるが、(ii) だけ途中に最大がある。

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