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東北大学 2021年度 前期日程 理系

第2問 図形と方程式の解答・解説

面積比・内分点・2変数の値域・整数解当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/13

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/13時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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(1)、 とし、三角形 で辺 を に内分する点を 、辺 を に内分する点を 、辺 の中点を 、、 とするとき、 を で表す

答

を基準にして 、 で3点を表す。面積比は「 での係数の行列式」で決まるので、 の具体形は要らない。

、 とおくと

である。よって

である。、 の成分で書くと、三角形の面積は などで表され、、 に対して

が成り立つ。したがって

である。最後に絶対値を外す。 を について整理すると

  1. : なので より
  2. : なので

とつねに正である。よって

である。

なら はすべて中点で中点三角形になり、。よく知られた値と合う。

三角形と を2万組ランダムにとって確かめ、反例は 件だった。

「 を に内分」は 。比の向きを取り違えない。

面積比は の取り方によらない。具体的な三角形で計算しなくてよい。

(2) が 、 の範囲を動くとき、 のとりうる値の範囲を求める

答

は を固定すると の1次式。1次式の値域は端点で決まるので、 を先に動かし、次に を動かす、と2段階で考える。

とおくと である。 を固定すると

は の1次式で、 より傾き 、つまり について減少する。 だから

すなわち

である(、)。次に を で動かすと は を動くので、 のとりうる値は

の範囲に収まる。逆にこの範囲のどの値もとれる。実際 を に近づけ を に近づければ 、 を に近づければ で、 は連続だから中間の値もすべてとる。したがって

である。

を細かく動かすと は から までを動いた。

端点 は範囲に入らないので、不等号はすべて真の不等号になる。

「すべての中間値をとる」ことに触れておく。範囲を上下から押さえただけでは、値域が区間全体だとは言えない。

(3) を 以上の整数とし 、 とするとき、 が整数となる組 をすべて求める

答

(2) と同じ評価で の動く範囲を押さえると、整数になりうる値がただ1つに絞れる。そのあとは という形の整数問題になる。

(1) より

である。

値の範囲。 より 、 である。(2) と同じ計算で、 は を固定すると について減少するから

である()。 で動かすと 、 なので

である。逆数をとると

である。この範囲の整数は だけだから、条件は である。

を解く。

すなわち である。両辺に を足して因数分解すると

である。 より は 以上の整数で、積が になるのは

のときだけである。よって

である。実際 なら で である。

を全探索すると と だけで、どちらも だった。

まず値域を押さえて「整数は しかない」と決めるのが要。いきなり を整数問題として解こうとすると大変になる。

で ( の約数でない)は起こらない。(何か) は不可能である。

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