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東北大学 2021年度 前期日程 理系

第4問 微分法・積分法の解答・解説

3次曲線と直線・解と係数の関係・軌跡・通過領域の面積当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/13

問題文について

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(1)傾きが で曲線 と異なる3点で交わる直線 について、交点を 座標の小さい順に 、線分 の中点を とする。 の座標を とするとき の座標を求める

答

とおくと交点の 座標は の3解で、解と係数の関係から和が 。 は 上にあるので 座標もすぐ出る。

とおく。曲線と連立すると

である。 の 座標を とすると、① に の項がないので解と係数の関係から

である。よって の 座標は

である。 はともに 上にあるので、その中点 も 上にある。また が 上にあることから 、すなわち である。したがって

である。すなわち

である。

では 、3解は で、。式の値と一致した。

は の中点なので、 上にある。 座標を曲線から求めようとしない。

の係数が なので3解の和が 。これが を与える。

(2) が条件を満たしながら動くとき、点 の軌跡を求める

答曲線 の の部分

(1) の の座標から を消去する。 の動く範囲は「① が異なる3実数解をもつ」条件から決まり、それは の極値で決まる。

の範囲。 ① が異なる3実数解をもつ条件を調べる。 とおくと で、 で極大 、 で極小 である。よって が異なる3実数解をもつのは

のときである。このとき最大の解 は の側にあり、 で ( のグラフが極小に接する)、 で ()に対応する。 は で増加だから と は1対1に対応し

である。

消去。 とおくと で、(1) より

である。 は にあたる。よって求める軌跡は

である(両端 と は含まない)。

では で、 と一致した。

の範囲を出さずに消去だけすると、曲線全体を答えてしまう。3交点をもつ条件が範囲を決める。

と が1対1に対応することを言っておく。 が で単調だからである。

(3) が条件を満たしながら動くとき、線分 が動いてできる領域の面積を求める

答

線分 は傾き なので、 に注目すると で一定。 は とともに単調に動くから、 を固定するごとに の区間が1つ決まる。面積は「区間の長さ」を で積分すればよい。

(-2, -4)(-1/2, -5/2)(-1, 1)y = x³ - 2x
網かけが線分 PS の通過領域。左下の境界は P の軌跡(曲線 y = x³ - 2x の -2 ≦ x ≦ -1 の部分)、右の境界は S の軌跡 y = -8x³ + 7x、下の境界は k = -2 のときの線分 PS。a → 2 では P と S が (-1, 1) に重なる。

座標の取り替え。 線分 は の一部なので、その上の点は を満たす。そこで とおくと、 は面積を変えない変換(せん断)である。

を決めると が決まり、線分 は 平面では高さ の水平な線分

になる。 で だから は とともに増加し、 を1対1に動く。したがって高さ を決めると が1つに定まり、断面はちょうど1つの区間になる。

区間の長さ。 は ① の 以外の2解なので、解と係数の関係から

である。よって は の2解で

である(判別式は )。区間の長さは

である( は の中点)。

積分。 なので、求める面積は

である。()とおくと 、 で

である。、 を使うと被積分関数は

なので

である( で )。したがって面積は

である。

では で線分 は1点 につぶれる。領域は を頂点とする曲線三角形になる。

数値積分すると 、 と一致した。200万点のモンテカルロでも だった。

傾き の線分が動くので を見る。 そのものを見ると断面が複雑になる。

が について単調なので、各高さの断面が1区間になる。重なりを心配しなくてよい。

は の中点なので、区間の長さは に等しい。

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