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東北大学 2019年度 前期日程 理系

第5問 積分法の解答・解説

x を -x に置きかえる置換・偶関数・奇関数・定積分を定数とおく・関数の決定当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/13

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/13時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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(1) が成り立つことを示す

答 の置換で同じ積分の「相棒」を作り、足して を使う

は偶関数でも奇関数でもないが、 で に変わり、もとと足すと になる。被積分関数の残り が偶関数なのでうまくいく。

とおく。 と置換すると で、積分区間は が になるから

である( は偶関数なので )。ここで分母・分子に を掛けると

である。もとの式と足し合わせると

となる。 は偶関数なので

である。最後に半角の公式で

である。

太い実線が sin²(πx)/(1+eˣ)、破線は x を -x に置きかえたもの(= eˣsin²(πx)/(1+eˣ))。2つは y 軸について対称で、足すと細い線の sin²(πx) になる。だから太い線の面積は細い線の面積のちょうど半分。

一般に、 が偶関数なら が成り立つ。この問題はその特別な場合である。

数値積分すると左の積分も真ん中の積分も だった。

そのものは偶関数でも奇関数でもない。置換して足す、という手順が必要である。

(2) を満たす関数 を求める

答

積分の中は だけの関数なので、 と を定数 とおく。 を で書いてから、その を使って を計算し直すと連立方程式になる。

、 とおく。右辺の積分は

なので( は について定数)、もとの等式は

すなわち

である。

準備。 よく使う積分を先に求めておく。(1) の結果と同じ置換の議論から

  1. 、よって

の式。 を代入して項ごとに積分すると

である。整理すると 、つまり

である。

の式。 同じように を積分すると

すなわち である。 と合わせて

である。 なので

である。 を使って、求める関数は

である。

と は という関係で結ばれるので、 の式に現れる未知数は実質 だけになる。 の式がもう1本の条件になって が決まる、という流れである。

求めた を数値積分すると 、 で、 と一致した。 を5点とってもとの等式の両辺を比べると、すべて小数9桁まで一致した。

の は の積分では定数。 であって ではない。

も (1) と同じ仕組み(被積分関数の分子が偶関数 )で になる。地道に原始関数を求めてもよい。

の式だけでは が決まらない( が消えて の関係になる)。 の式も立てる。

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