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東北大学 2019年度 前期日程 理系
第4問 式と証明の解答・解説
多項式の剰余・剰余の積の法則・2倍角の公式・すべて求める当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/13
問題文について
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(1)実数を係数にもつ整式 を で割った余りを と表すとき、、、 をそれぞれ求める
答、、
で割るので、 を に置きかえていくのが速い。 は に化ける。
余りを求めるときは、 を に置きかえてよい( だから)。
。
なので である。
。 より 、 なので
である。
3つめ。 上の2つを掛けて、また余りをとる。
である。
多項式の割り算をそのまま実装して計算させたところ、、、 だった。
(2)整式 に対して が成り立つことを示す
答、 を掛けると、差が で割り切れる
「余りが等しい」は「差が で割り切れる」と同じこと。掛け算を展開して、 以外の項がすべて を因数にもつことを見る。
商を とすると、割り算の原理から
である。掛け合わせると
となるので
である。2つの整式の差が で割り切れるなら、それらを で割った余りは等しい。よって
である。
整数を で割った余りについて成り立つ「積の余りは、余りの積の余り」とまったく同じ仕組みである。
乱数で作った200組の で両辺を計算すると、すべて一致した。
(3)実数 に対して が成り立つことを示す
答展開して と直すと、残りがちょうど2倍角になる
の項だけを の倍数に吸わせればよい。残った定数項が になるところが要点。
展開すると
である。 と書きかえると
となる。2倍角の公式 、 より
である。 は1次以下なので、これが余りである。よって
である。
を2乗すると角が になる、という形は とそっくりである。 で割ることが「 を虚数単位だと思う」ことに対応している。
を から まで20通りとって両辺を比べると、すべて小数12桁まで一致した。
(4) を満たす実数 の組 をすべて求める
答 の4組
を の形に直すと、(2)(3) がそのまま効いて4乗の余りが一気に出る。
なら左辺は で不適である。以下 とし
となる をとる( なので必ずとれる)。このとき
である。 とおくと、(2) と (3) から
である(最後はもう一度 (3) を の代わりに で使った)。定数倍は余りの計算をそのまま通るので
である。これが に等しいとは、 の係数と定数項を比べて
ということである。 より で、このとき である。2つめの式の右辺が負だから 、したがって 、つまり である。
より 、すなわち
である。 なので で、 に対応して
の4組である。
直接計算しても確かめられる。 で、もう一度2乗して余りをとると になる。 から と が出て、 も も不適なので 、したがって となり同じ答えになる。
4組すべてで を計算すると ( の係数は )になった。 刻みの格子では解が見つからなかったが、これは が刻みに乗らないためである。
を先に外しておく。 で割る操作がそこだけできない。
の右辺が負であることから に決まる。 のほうを拾わない。
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