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東京大学 2025年度 前期日程 理科
第4問 整数の解答・解説
平方数・因数分解・約数の個数・素数当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/11
問題文について
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(1)正の整数 について、 が平方数ならば であることを示す
答 と仮定すると が導かれ、 が正の整数であることに反する
背理法が速い。 なら は より大きくなり、平方数なら 以上になってしまう。そこから の符号で矛盾を出す。
が平方数であるとし、( は 以上の整数)とおく。 と仮定して矛盾を導く。
なら だから であり、 すなわち となる。よって
である。両辺から を引いて整理すると 、すなわち となる。 だから で、 が正の整数であることに反する。
したがって である。
のとき が平方数になるのは ()と ()で、どちらも 。
は 以上の整数である。 から とするところで、 が整数であることを使っている。
「平方数」の定義が問題文で 以上の整数の2乗と定められている。 の場合も平方数に含まれることに注意する。
(2) と「 が素数」が同値であることを示す
答 は と同値で、 は の約数の組の個数に等しい
は平方完成しても が出て扱いにくいので、4倍して を作る。すると平方数の差の形になり、因数分解で の約数の問題に変わる。
の両辺を4倍して整理すると
すなわち
となる。以下 とおく。 は 以上の奇数である。
組と解の対応。 、 とおくと で、 だから であり、 より である。逆に ()が与えられたとき
で を定める。 が奇数だから はともに奇数で、 も も偶数である。さらに と の和は (奇数)なので、一方が奇数で他方が偶数になる。
どちらが奇数かは を で割った余りで決まる。 だから、 か のどちらかで、いずれの場合も 、 となる。つまり が奇数、 が偶数で、 はともに整数として定まる。
が正であることも確かめる。 で、、 だから 、よって すなわち である。
以上より、 が平方数となる正の整数 と、 の約数の組 (、)とが1対1に対応する。したがって はこの組の個数に等しい。
同値性。 約数の組の個数が になるのは、 の正の約数が と だけで、かつ の組がない場合、すなわち が素数のときである。実際、 が素数なら組は の1つだけ。 が素数でないとき、 は に反するので は合成数で、 をみたす約数 が存在し、組 と の2つ以上が取れる。
よって であることと が素数であることは同値である。
なら (素数)で、組は のみ。、 で となり 。 なら (素数でない)で、組は と の2つ。実際 、 で である。 から まで全探索しても、 と「 が素数」は完全に一致した。
倍して を作るのがこの問題の要。平方完成で のまま進めると、整数の議論に持ち込めない。
から が整数として戻ることを確かめる。 がここで効いていて、確認を飛ばすと対応が1対1だと言えない。
が正であることまで示す。 を数えてしまうと個数が1つずれる。
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