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東京大学 2021年度 前期日程 理科

第5問 微分法の解答・解説

半角の公式・関数の増減・中間値の定理・最大値の位置当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/11

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理科の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/11時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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(1) に となる がただ1つ存在することを示す

答 と書け、 は狭義減少で 、

をそのまま微分して増減を見ようとすると行き詰まる。、 を使って でくくると、残りの因子 の導関数が驚くほど簡単になり、符号がすぐ分かる。

だから

である。、 を代入すると でくくれて

となる。内側を

とおく。 では なので、この範囲で となるのは のときに限る。

を微分する。 積の微分を順に行い、半角の公式で整理すると

となる。、、 を入れて、 と を含まない3項をまとめると

となるので

すなわち

を得る。 では 、 だから で、 は で狭義減少である。

両端の値は

なので、中間値の定理と狭義減少性から となる は にただ1つである。よって となる もただ1つである。

α = 0.3α = 0.6θ = π/2
のグラフ(上が 、下が )。どちらも狭義減少で、 から まで下がるので、 を切る点はちょうど1つ。破線は 。

のとき 、、、 で、 付近で1回だけ を切る。 の数値微分の符号変化を の 等分で数えても、 をいろいろ変えて零点はつねにちょうど1つだった。

でも になる( のため)が、これは区間の端なので「 にただ1つ」には数えない。 でくくることで、この端の零点と本質的な零点をはっきり分けられる。

はきれいに消えてくれるが、途中の整理を飛ばすと符号が追えない。 でくくった3項が にまとまるところが山場である。

(2) が区間 のある点で最大になるような の範囲を求める

答

(1) より の符号は の符号と同じで、 は減少しながら1回だけ を切る。だから は「上がって下がる」形で、最大は必ずその零点 で起きる。あとは を の単調性で言いかえれば、 という1つの不等式になる。

(1) の ( となる唯一の点)をとる。 は狭義減少だから で 、 で である。 では なので

となり、 は で増加、 で減少する。よって は でのみ最大になる。

求める条件は である。 はつねに成り立つ。 は狭義減少なので

である。実際に計算すると、、、 より

となる。これが負になる条件は である。 なので、 とあわせて

が求める範囲である。

。 のとき の最大の位置を数値で探すと 、 のときは となり、境目がちょうど 付近にあることが確かめられる。

最大の位置が そのものであることを先に確定させる。「 の零点がただ1つ」だけでは、そこが最大か最小かは決まらない。 が正から負へ変わることまで言う。

は区間 に入らないので、 は範囲から外れる。不等号は等号なしである。

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