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九州大学 2024年度 前期日程 理科系
第2問 複素数平面の解答・解説
因数分解・1 の n 乗根・絶対値・集合として一致する条件当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/12
問題文について
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(1) をみたすすべての複素数 に対して が成り立つことを示す
答 で、 または だから または
でくくると が共通因数として見える。因数分解してしまえば、絶対値をとるだけで済む。
なので、 は または と同値である。
絶対値をとる。 なので
- のとき
- のとき
である。 は 以上の実数だから、どちらの場合も である。
なので、 の解は「 の 乗根のうち でないもの」6個である。この見方は (2) で効いてくる。
の8乗根8個を代入すると、 が になるのは 以外の6個で、どれも絶対値が だった。
の解を具体的に求める必要はない。絶対値だけなら から直ちに出る。
から と言えるのは の実数だからである。複素数の4乗根は4つあるが、ここは実数の話。
(2) をみたすすべての に対して が成り立つような複素数 をすべて求める
答
の解全体を とおくと、条件は である。 は有限集合で、 なら は単射だから、じつは になる。 が「 の8乗根から を除いたもの」だと分かれば、 も の8乗根に限られる。
だから、 の解全体は
である。 の解は ()の8個なので、 は に当たる6個である。
は の8乗根に限られる。 条件は「すべての に対して 」である。 をとると なので は の8乗根どうしの商、つまり
をみたす。よって のいずれかである。
通りを調べる。 を掛けるのは「偏角を 回す」ことである。 は 刻みの8方向から と を抜いたものなので、回したあとに や が現れてはいけない。
- (): はそのまま。◯
- ():、、 で に戻る。◯
- ( の奇数倍): が に、または が に移る。×
- (): が か に移る。×
したがって
の2つである。
の8乗根8個すべてを の候補として、 の6個に掛けて の値を見ると、条件をみたすのは と だけだった。
条件は「すべての について」である。1つの でうまくいく を見つけただけでは足りない。
だけでは絞り切れない。 が の元という「位置」の条件まで使う。
を の8乗根に限ってよい理由( と がどちらも の8乗根だから商も の8乗根)を書いておく。これを飛ばすと、候補が無限にあるまま場合分けすることになる。
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