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九州大学 2022年度 前期日程 理科系
第5問 積分法の解答・解説
媒介変数表示・和積の公式・面積・対称性と回転当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/12
問題文について
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(1) で 、 であることを示す
答、
微分したあと和積の公式でまとめると、因数の符号が一目で分かる形になる。
微分して和積の公式を使う。
である(、)。
符号。 のとき なので 、 なので 、 である。よって
である。また なので
となり、 では だから である。
で数値微分と式が一致し、どれも 、 だった。
和積でまとめると が共通因数として出て、 で約分される。これをしないと符号が読みにくい。
を出すには が要る。先に を示しておく順番がよい。
(2) の の部分、 軸、直線 で囲まれた図形の面積を求める
答
両端が 軸上と直線上にあるので、閉じた曲線になる。面積は で求まり、 軸と原点を通る直線の上ではこの被積分式が になるので、曲線の部分だけ積分すればよい。
両端。 では
で 軸上の点 。 では
で、 だから直線 の上にある。よって「原点 ( 軸) 曲線 原点(直線)」が閉じた道になる。
面積の公式。 閉曲線で囲まれた面積は である。原点を通る直線 上では 、 軸(、)でも なので、この2つの辺は寄与しない。したがって
である。
被積分関数。 (1) の式を使って計算すると
である()。よって
である()。 ほどである。
を 万点で数値積分すると となり、 と一致した。
は「原点を通る直線」の上では になる。この問題では境界の2辺がどちらもそうなので、曲線だけ積分すればよい。
は である。符号と和を間違えない。
が直線 上にあることを確かめておく。ここがずれていると図形が閉じない。
(3) が 軸に関して対称であること、および 上の点を原点中心に反時計回りに 回転させた点が 上にあることを示す
答 で になり、複素数で書くと 、
対称性は の代入でただちに出る。回転のほうは、 を複素数でまとめると見通しがよい。
軸対称。 を に置き換えると
である。 が範囲を動けば も(周期 で読み替えて)範囲を動くので、 上の点 に対して も 上にある。すなわち は 軸に関して対称である。
回転。 上の点を複素数 で表すと
である(ここで と略記した)。原点中心に 回転させるのは を掛けることだから
である。一方
で、 だから、2つは一致する。すなわち
である。右辺は 上の点( を周期 で範囲に入れ直す)なので、回転させた点は 上にある。
複素数を使わなくても、加法定理で と を計算して 、 に一致することを示せばよい。式は長くなる。
で 、、 がすべて 以内で成り立った。
の指数は である。 と が 違いで同じ、というのが鍵。
が与えられた範囲 をはみ出すことがある。周期 なので読み替えてよいと断っておく。
(4)曲線 の概形を図示する
答原点から見て の距離に6個の尖点をもち、その間で まで内側にへこむ、6回対称の閉曲線(外サイクロイド)
(3) の2つの対称性で、 の一部分だけ描けば全体が復元できる。 の最大・最小と、 になる点(尖点)を押さえる。
大きさ。 の2項の偏角は と で、差は である。よって
である。()で最大 、()で最小 になる。
尖点。 (1) の式より となるのは 、すなわち のときである。このとき で、曲線は向きを変える。 の6個の尖点が、偏角 の方向、原点から距離 のところにある。
形。 (1) より では は減少、 は増加で、 は から まで減る。つまり から出て左上に、だんだん傾きを急にしながら へ向かう。
あとは (3) の 軸対称と 回転対称を使って、この弧を折り返し・回転させて並べればよい。
を から まで 点に刻んで を計算すると、最小 、最大 で、最大は のところだった。
では と が同時に になる。なめらかな点ではなく尖点なので、丸く描かない。
が と の間を6回往復する。へこみの深さ()を測っておくと形が決まる。
(3) の2つの対称性を使えば、描くべきは の弧ひとつだけである。全部を計算しない。
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