本文へ
大学別数学研究室
  • 独自の解答・詳解
  • 問題文は非掲載
  • 小問2問・無料

九州大学 2021年度 前期日程 理科系

第5問 整数の解答・解説

二項係数・単調性・素数・階乗の素因数当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/12

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理科系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/12時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

問題を転載している非公式サイトへのリンクは、当サイトでは行っていません。

(1)自然数 が をみたすとき であることを示す

答( だから)

の範囲では が両端の で最小になる。これは隣り合う二項係数の比を見れば分かる。

まず となるには が必要である。

真ん中へ行くほど大きい。 で

であり、これが より大きいのは 、すなわち のときである。よって は が に達するまで増え続ける。とくに では

である。 のときは で、 だから同じ評価が使える。

評価。

で、 より だから

である。合わせて が示された。

、 のすべてで だった。

から が出る。これがないと が言えない。

の対称性を使って、 が後半にある場合も前半に帰着させる。

(2) を素数とするとき、 をみたす自然数の組 で となるものをすべて求める

答 と ( のときは一致して のみ)

、、 を直接調べ、残る は (1) を使って潰す。 なら で、 は を割り切れない。

の位置で場合を分ける。

  1. : で素数でない。×
  2. : なので 。。◯
  3. : なので 。 だから 。◯

は不可能。 このとき (1) より

である。一方、 より

なので、 は を割り切る。しかし の因数はどれも 以下であり、 は より大きい素数だから、どの因数も割り切れない。素数の性質より は を割り切れず、矛盾する。

まとめ。 求める組は

である。ただし のときは なので2つは同じ組 になる。

、 を全探索すると、 が素数になるのは で 、 で 、 で 、… と、どれも予想どおりだった。

「 なら 」が決め手である。素数が積を割るならどれかの因数を割る、という性質を使う。

の場合を忘れない。 では と は別の組である。

では2つが一致する。答えに「ただし」を添えておくと丁寧である。

2021年度の全5問をまとめて読む

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。解答は当サイトで検算していますが、誤りが残っている可能性はあります。掲載方針

当サイト運営者が制作した教材

同じ形式の問題を、5回分

合格答案をつくる 九大理系数学 2027の表紙

合格答案をつくる 九大理系数学 2027

九大理系数学の出題を分析して書き下ろした予想問題集です。過去問そのものは入っていません。 本番と同じ試験時間・大問構成で5回分、 解答・詳解・別解に加えて、 小問ごとの加点・減点つきの採点表を収録しています。

Amazonで見る全2巻を見る¥2,695・140ページ・2026年8月2日発売

中身を試し読みする

扉・問題・解答などを、それぞれ抜粋して掲載しています。連続したページではありません。画像を押すと拡大できます。

抜粋をPDFでまとめて見る

関連するページ