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九州大学 2021年度 前期日程 理科系
第4問 複素数平面の解答・解説
平均値の定理の類似・整式の微分・偏角・反例当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/12
問題文について
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(1) のとき、どのような も平均値の性質をもつことを示す
答(線分の中点)がとれる
2次式なら左辺も右辺も の1次式になるので、 について解くだけである。出てきた点が線分上にあることを確かめる。
()とする。
である( なので割ってよい)。一方 だから
である。2つを等しいとおくと 、 より
である。これは線分 の中点なので、確かに線分上にある。よって なら、 が何であっても平均値の性質をもつ。
、、 で探すと となり、中点 と一致した。
「線分上にある」ことまで言う。 が存在するだけでは条件をみたさない。中点ならこれは明らかである。
( だから最高次係数は でない)を使って割る。
(2)、、 が平均値の性質をもつための、実数 に関する必要十分条件を求める
答( は任意の実数)
線分は ()と書ける。左辺を計算すると実数になるので、 の虚部が 、実部が一致、という2本の式になる。
左辺。 、、 なので
である(実数)。
右辺。 線分 は ()と書ける。 だから
である。
2つを等しいとおく。
- 虚部:
- 実部:、すなわち
実部の式から である。すると虚部の式から 、つまり
でなければならない。逆に なら が両方の式をみたし、 だから は線分上にある。
よって求める必要十分条件は ( は何でもよい)である。
、 として線分上で の最小を 万点で調べると、 では で まで落ち、 ではそれぞれ までしか下がらなかった。
の確認を忘れない。 が線分の外に出ていたら条件をみたさない。
は でも でも消えるので、まったく効かない。
実部の式から先に が決まり、 が分かる。だから虚部の式は を強制する。順序を逆にすると場合分けが増える。
(3)、、 が平均値の性質をもたないことを示す
答左辺は だが、線分上で となる は偏角から 方向に限られ、そのとき
は なので、左辺が簡単に と出る。 は「 が負の実数」を要求するので、 の偏角が の奇数倍に限られる。線分上ではこの条件と大きさが両立しない。
左辺。 、 である。ド・モアブルより
なので
である。
右辺。 なので、平均値の性質をもつには線分上に
をみたす が必要である。
偏角で絞る。 ()とすると である。これが負の実数 になるには
が必要である。
一方、線分 は実部が の縦線分で、()と書ける。このとき である。上の候補でこの範囲に入るのは だけである。
大きさが合わない。 のとき より
である。よってこの では
である()。したがって線分上に をみたす点はなく、 は平均値の性質をもたない。
線分上を 万点に刻んで を計算すると、最小でも で に届かなかった。
、 に気づくと左辺が一気に になる。 と が同じ偏角である。
「偏角で候補を絞ってから大きさを見る」の順にする。大きさだけ見ると が のとりうる範囲 に入ってしまい、矛盾が出ない。
線分上では実部が に固定される。これが と を結びつける式になる。
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