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東京科学大学 2024年度 前期日程 理系

第5問 複素数平面・整数の解答・解説

1の累乗根・絶対値による絞り込み・解と係数の関係・すべて求める当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/13

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/13時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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整数の組 に対して2次式 を考える。方程式 の複素数の範囲のすべての解 に対して となる正の整数 が存在するような組 をすべて求める

答 の6組

なら である。解と係数の関係から と がごく狭い範囲に閉じこめられるので、あとは1つずつ確かめればよい。

絶対値で絞る。 ならば で、 だから である。2つの解を とすると、どちらも絶対値 である。解と係数の関係より

なので

である。 は整数だから 、 の高々10組しかない。

のとき。 判別式は である。

  1. :、解は (重解)。 ✓
  2. :、解は 。 ✓
  3. :、解は 。6乗して ✓
  4. :、解は 。4乗して ✓
  5. :、解は 。3乗して ✓

なので、 では のすべてが条件を満たす。

のとき。 である。もし解が虚数なら、実数係数なので となり となって矛盾する。したがって2解はともに実数で、絶対値が だから である。積が なので で

である。解 はどちらも条件を満たす ✓。 のときは の解が で、積が かつ和が だから にはならず、絶対値 にもならない。

以上より、求める組は

の6組である。

の5つは、 が などの「1の累乗根」を解にもつ場合をすべて並べたものである。虚数解のときは で、 が の場合にあたる。

を全探索すると、条件を満たすのはこの6組だけだった。

と まで絞ってから、10組を1つずつ確かめる。絞らずに考え始めると終わらない。

で虚数解が起こり得ないことを、実数係数の共役性から示す。

は を満たさない。 は除かれる( から自動的に除かれている)。

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