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東京科学大学 2023年度 前期日程 理系
第5問 空間ベクトルの解答・解説
点と直線の距離・等距離の点の集合・2平面に分かれる・連立して解く当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/13
問題文について
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(1) 空間の4点 、、、 を考える。2直線 、 から等距離にある点全体のなす図形を求める
答2平面 と の和集合
点と直線の距離は外積で書ける。2つの距離の2乗を比べ、差を因数分解する。
とする。直線 は を通り方向ベクトルは である。
なので
である。直線 は を通り 、向きとしては である。同様に
である。2つが等しい条件は
である。展開して整理すると
で、 でくくれて
となる。したがって求める図形は
である。どちらの平面も (2直線の交点)を含んでいる。
交わる2直線から等距離にある点は、2直線が作る角の二等分線を含む2枚の平面の上にある。ここではそれが と である。
乱数で2000点をとると、距離が等しいことと が完全に一致した。
「2直線から等距離」は1枚の平面ではなく2枚の平面になる。因数分解して両方を書く。
(2)4直線 、、、 に共に接する球面の中心と半径の組をすべて求める
答中心 で 、中心 で 、中心 (複号同順の4点)で 。合わせて8組
4直線すべてへの距離の2乗を書き下して連立する。( 軸)への距離がいちばん簡単なので、それを基準にすると式が軽くなる。
、半径 とする。4直線への距離の2乗は、(1) と同じ計算で
- :
- :
- :( を通り方向 )
- :( 軸そのもの)
である。 を基準にして、残りの3本と等しいとおく。
。
。
。
である。
はじめの2本を解く。 、( は )と書ける。足し引きして
である。符号の組ごとに書くと
- :、
- :、
- :、
- :、
である。これを3本目に代入する。
- : より 、 または
- : より 、
- : より 、
- :、 または
である。それぞれ中心と を求めると
- 、
- 、
- 、
- 、
- 、
- 、
- 、
- 、
の8組である。どれも で、実際に4直線すべてから等距離になっている。
4直線のうち と はねじれの位置、 と もねじれの位置にある。4本すべてに接する球が8個もあるのは、(1) で見たように「等距離の条件」が毎回2枚の平面に分かれ、 通りの組み合わせが生じるためである。
8つの中心それぞれで4直線への距離を計算すると、どれも4つとも同じ値(、、)になった。
は 軸なので距離が と最も簡単。これを基準にすると式がそろう。
平方根を外すとき の両方を残す。符号の組ごとに場合分けが必要である。
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