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東京科学大学 2023年度 前期日程 理系

第4問 積分法の解答・解説

立体の共通部分・断面積の積分・回転による変換・円と正方形当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/13

問題文について

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空間において、 軸を軸とする半径 の円柱から かつ で表される角柱の内部を取り除いたものを とする。 を 軸のまわりに 回転してから 軸のまわりに 回転したものを とする。 と の共通部分の体積を求める

答

は 方向に無限に伸びた柱で、断面( 平面)は「円から正方形を抜いたもの」。 も同様に 方向の柱になる。 で切ると、 は だけ、 は だけを制限するので、断面積は2つの長さの積になる。

と を式で書く。 は によらないので

である。

取り除く
A の断面(yz 平面)。半径 2 の円から、1辺 2 の正方形の内部を取り除いたもの。x 方向にはどこまでも同じ形が続く。

軸まわりに 回す。 円は回しても変わらず、正方形 かつ は、頂点が のひし形 に移る。つまり

である(やはり 方向に無限に伸びた柱)。

軸まわりに 回す。 この回転は である。 の点 が移った先を とすると 、、 なので、 の条件は

となる。今度は 方向に無限に伸びた柱である。

取り除く
B の断面(xz 平面)。半径 2 の円から、対角線の長さが 2√2 のひし形の内部を取り除いたもの。y 方向にはどこまでも同じ形が続く。

で切る。 とおく()。この平面で は だけを、 は だけを制限するので、共通部分の断面は長方形の集まりになり、その面積は

である。ここで は許される の長さ、 は許される の長さである。どちらも の偶関数なので、 で考える。

  1. : なら制限なしで 。 なら で
  2. : なら 。 なら で

である。したがって体積は

である。

必要な積分。 とおくと である。

  1. 、
  2. より 、

である。これらを使って3つの積分を計算し、、、、、、有理数の各項を整理すると、 の項は打ち消し合って

となる。 倍して

である。数値では である。

は 方向、 は 方向に伸びた柱なので、 で切ると「 の条件」と「 の条件」に完全に分かれる。これがこの問題のいちばんの急所である。

モンテカルロ法で 、断面積の数値積分で となり、式の値 と合った。

軸まわりの 回転で、柱の向きが 方向から 方向に変わる。回転前と同じ向きだと思うと共通部分がまったく違ってしまう。

回転で正方形がひし形に変わる。円は変わらない。

の断面は「 の区間」×「 の区間」という長方形の集まり。面積は2つの長さの積になる。

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