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東京科学大学 2022年度 前期日程 理系

第4問 複素数平面の解答・解説

1次分数変換・アポロニウスの円・円か直線かの判定・通過領域と双曲線当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/13

問題文について

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(1) は正の実数とする。複素数 が かつ を満たしながら動くとき、複素数平面上の点 が描く図形を とする。 が円となるための の条件を求め、そのときの の中心が表す複素数と半径を で表す

答。中心 、半径

の式を について解き、 に代入する。 という「2定点からの距離の比が一定」の形になる。

を について解く。

である( なら左辺 で矛盾するので )。このとき

なので、 は

となる。

円か直線か。 これは「 と からの距離の比が 」という条件である。比が 、つまり ()のときは線分の垂直二等分線(直線 )になり、円にならない。それ以外ではアポロニウスの円になる。よって

が条件である。

中心と半径。 ( 実数)とおいて2乗すると

で、整理すると

である。 で割って平方完成すると、中心は

で、半径の2乗は

である。よって

である(中心は実数なので、実軸上の点を表す)。なお のとき は を満たさないので、 は円全体になる。

で 点を移すと、この中心・半径の円からのずれは 以下だった。

比が のときだけ直線になる。 を見落とさない。

と factor を出しておくと、アポロニウスの形だと見やすい。

(2) が (1) の条件を満たしながら動くとき、虚軸に平行で円 の直径となる線分が通過する領域を複素数平面上に図示する

答双曲線 の2つの枝で囲まれた部分(境界を含む)。ただし頂点 と は除く

中心を とおくと、半径 が だけで書ける。 を消去すれば、 の関係式になる。

中心を 、半径を とする。問題の線分は

である。

を消去する。 中心の式を について解くと

である。また で、 だから

すなわち

である。

中心の動く範囲。 なので は について増加する。

  1. : で 、 で 。よって のすべてをとる
  2. : で 、 で 。よって のすべてをとる

である。

領域。 条件は なので

すなわち である。平方完成すると

である。これは中心 、頂点 と の直角双曲線の「内側」(2つの枝のそれぞれが囲む側)である。 または という条件は、頂点の2点を除くことに対応する。よって求める領域は

である。

2-1/2
網かけが求める領域(境界を含む)。双曲線 (x - 3/4)² - y² = 25/16 の2つの枝の内側で、頂点 (2, 0) と (-1/2, 0) の2点だけは含まない。中心 3/4、漸近線は傾き ±1。

では円が点 に縮み、 では点 に縮む。どちらも「円」にはならないので、頂点の2点が抜ける。

を変えて中心と半径を計算すると、 が小数9桁まで成り立った。

中心と半径の両方に が入っているので、 を消去して の関係に直す。

中心のとりうる範囲( または )を調べて、端の2点を除く。

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