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大阪大学 2019年度 前期日程 理系
第2問 複素数平面・確率の解答・解説
複素数列の漸化式・等比数列の和・1 の n 乗根・確率当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/14
問題文について
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自然数 に対し とおき、、、()で複素数 を定める。小問 (1)〜(3) に答える
答
階差 が公比 の等比数列になる。
漸化式を移項すると
である。よって階差 は公比 の等比数列で、 だから
である。 と合わせて
である。とくに のとき
であり、(つまり )のときは である。以下、、 とおく。 である。
でも でも、漸化式を直接まわした値と の値が一致した。
特性方程式 は と因数分解でき、解は と 。階差を使うほうが式の見通しがよい。
(1)、 のとき、複素数平面上の点 をこの順に線分で結んでできる図形を図示する
答1辺の長さ の正六角形(中心 、 で閉じる)
が の原始6乗根になることを見る。
、 のとき なので
である。 で、 はどれも でないから、 は の原始6乗根である。
より なので、点を順に結んだときの各辺のベクトルは
の6つである。どれも絶対値 、偏角は ずつ減っていく。つまり「長さ 進んでは ずつ右に曲がる」動きを6回くり返す。さらに
なので で閉じる。したがってできる図形は1辺の長さ の正六角形である。
実際に計算すると
で、 である。6点の重心は で、ここから各点までの距離はどれも である。
辺の長さはすべて 、、 点はどれも中心から距離 だった。
をそのまま の偏角と見ると6乗根が見えにくい。 を掛けた のほうが扱いやすい。
(2)、 のとき を求める
答
は の原始4乗根。。
、 のとき なので 、 である。 で、 は でないから は の原始4乗根である。
より
である。 なので、 つずつまとめると消える。 だから、残るのは最後の3項で
である。
公式で確かめると、 なので
で一致する。
漸化式を 回まわした値も だった。
の和は から まで、つまり は 項。 項と数え違えない。
(3)さいころを2回投げ、1回目の目を 、2回目の目を とする。 である確率を求める
答
かつ 。 なので、 が奇数の整数になる条件に直る。
とおく。 は から なので 、 である。
のときは である。 のときは
なので
である。
なので であり
である。 は奇数なので は奇数、したがって
である。また が偶数の整数 が奇数の整数であり、 かつ から なので、これは 、つまり のときだけである。
以上より、求める条件は
である。 に注意して ごとに調べる。
- (): が整数 より 。このとき は奇数だが なので不適。
- (): より 。 は奇数だが なので不適。
- (): が整数 が偶数。 なら (奇数)で適、 なら (偶数)で不適、 は だが で不適。よって のみ。
- (): はつねに整数で、奇数 が奇数。 の3通り( は起こらない)。
- (): だが なのでなし。
- (): はつねに整数で、奇数 が奇数。 の3通り。
当てはまる は
の7通りである。全部で 通りなので、求める確率は
である。
では「 が奇数の整数」はみたすのに で落ちる、という引っかけになっている。 のときは等比数列の和の公式が使えず なので、必ず別扱いが要る。
通りを全部まわして になったのは 通りだった。
の場合を分けないと、 を数え込んで になってしまう。
の条件は「偏角の 倍が の整数倍」。 の整数倍で止めると符号 の場合を拾ってしまう。
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