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電気通信大学 2019年度 前期日程 情報理工学域

第4問 確率の解答・解説

さいころと数直線・余りで分ける・確率の漸化式・極限当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/14

問題文について

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[I](i)さいころを投げ、 なら を 、 なら 、 なら動かさない。原点から始めて 回後の座標が の倍数である確率を とするとき、 を求める

答、

の倍数かどうかは、(確率 )のときだけ変わる。

回の移動量は (確率 )、(確率 )、(確率 )である。偶奇は のときだけ変わる。

回後は、 か なら偶数のままなので

である。 回後は

である(偶数のまま、または奇数から奇数へ戻る)。

分数のまま計算して 、 を確かめた。

[I](ii) を で表し、 を の式で表す

答、

偶奇が変わるのは確率 。特性方程式の解 を引く。

回後に偶数なら、 回後も偶数である確率は 。奇数なら偶数になる確率は 。よって

である。 を解くと なので

である。 だから

である。

漸化式を分数のまま回すと、 から までこの式と一致した。

[II](iii) 回後の座標が の倍数である確率を とするとき、 を求める

答

座標を で割った余りで分けて、 回ぶんを数える。

回の移動量を で割った余りは、(確率 )、(確率 )、(確率 )である。

回で余りの和が の倍数になるのは、、、 のときなので

である。

余りの分布を分数のまま追うと になった。

[II](iv) を で表す

答

回ぶんの移動量の余りを先に計算する。 と の確率が等しくなるのがポイント。

回ぶんの移動量を で割った余りの分布を計算すると

  1. 余り :
  2. 余り :
  3. 余り :

である。余り と の確率がどちらも で等しいのがかぎ。だから、 回後に の倍数でない(余りが でも でも)場合、 回後に の倍数になる確率はどちらも である。したがって

である。

から まで、分数のまま計算した がこの関係をみたした。

[II](v) を求め、 を求める

答 が奇数なら 、(偶数)なら 。極限は

。偶奇で初項が違う。

を解くと なので

である。 は 回で余りが になる確率だから で、。よって奇数番目はすべて

である。偶数番目は なので、 のとき

である()。すなわち

である。 なので で に行き、奇数番目は そのものだから

である。

奇数回ではちょうど になる。 回の移動量の余りが で と偏っているのに、こうなるのは面白い。偶奇で挙動が違うので、漸化式は ではなく で立てるのが自然である。

全探索した が式と一致した。

を だけで書くことはできない(余り と の確率が違うため)。 回分まとめると対称になる。

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