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東北大学 2025年度 前期日程 理系

第3問 微分法の解答・解説

4次関数の極値・導関数の因数分解・解の配置・判別式当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/12

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/12時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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(1) が極大値をもつような実数 の範囲を求める

答 かつ 、または

の係数が正なので、 が極大値をもつのは が異なる3つの実数解をもつとき(そのまん中が極大)である。 は でくくれて「 2次式」になるので、2次式が でない異なる2実数解をもつ条件を書けばよい。

微分すると

である。 とおく。

極大値をもつ条件。 の最高次の係数は正なので、 で である。 は3次で最高次の係数が正だから、 が異なる3つの実数解 をもてば の符号は と変わり、 で極大になる。逆に の異なる実数解が1つか2つのときは、 の符号変化が「負から正」へ1回だけになり、極大値をもたない。

よって条件は「 が異なる3つの実数解をもつ」、すなわち

である。判別式を4で割ったものは

で、 は の解 を使って

である。また 、すなわち である。

なので であり、 は前者の範囲の中にある。したがって求める範囲は

である。

のときは となり である。 は重解で符号が変わらず、 は で極小になるだけである。

を から まで 刻みでとって極大値の有無を数値で判定すると、この条件と完全に一致した。

の解が と一致する場合()を落とさない。 の相異なる解が2つになり、極大が消える。

判別式 だけでは足りない。「 を解にもたない」も要る。

(2) が で極大値をもつような の範囲を求める

答

なので、 の前後で が正から負に変わる条件を見る。 の符号は で変わるので、 の符号だけで決まる。

g(0) = a + 2 < 0負の解正の解y = g(x)
g(x) = 2x² + 2ax + (a+2) のグラフ(図は a = -2.2)。g(0) = a + 2 < 0 なら、g の2つの解は 0 をはさむ。

である。 の近くで の符号を見る。

は連続なので、 なら の十分近くで の符号は と同じである。 は で負、 で正だから

  1. のとき: で 、 で 。つまり で極大
  2. のとき: で 、 で 。つまり で極小
  3. ()のとき:(1) の注のとおり で、 の前後で の符号は変わらず、極値にならない

よって で極大になる条件は 、すなわち

である。

なおこのとき、 は下に凸で だから は をはさむ異なる2実数解をもち、(1) の条件も自動的に満たされている( でもある)。

を から まで 刻みでとり、 が極大点かどうかを数値で判定すると、 と完全に一致した。

「 が の解だから極値」ではない。重解だと符号が変わらない。符号の変わり方まで見る。

(1) の範囲との関係を一言つけておくと、答えが (1) の中に入っていることがはっきりする。

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