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名古屋大学 2024年度 前期日程 理科系

第4問 確率の解答・解説

反復試行・二項分布・微分して積分で表す・対称性当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/12

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理科系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/05時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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(1) に対して と を求める

答、

「 回以上」は余事象を使うのが速い。 は「1回も赤が出ない」の余事象、 はそこから「ちょうど1回」も引く。

回のうち赤玉がちょうど 回出る確率は である。

。 「1回以上」の余事象は「0回」だから

である。

。 「2回以上」の余事象は「0回または1回」だから

である。

、 で 、 となり、二項分布の和と一致した。

「 回以上」であって「ちょうど 回」ではない。余事象のほうが項数が少ない。

や でも式は正しい(、)。

(2) に対して を示す

答両辺を で微分すると一致し、 でともに

を の関数と見て微分する。和が望遠鏡のように打ち消し合って1項だけ残り、それが右辺の被積分関数に一致する。

とおく。右辺を とする。

を微分する。 積の微分で

である。ここで

を使う(どちらも階乗に戻せば確かめられる)。 とおくと

なので

である。()だから

である()。

を微分する。 微分と積分の関係から

で、 である。

初期値。 のとき、赤玉は1回も出ないので より 。また (積分区間の幅が )。 は導関数が で の値も だから、恒等的に である。よって

が成り立つ。

、、 のすべてで、左辺(二項分布の和)と右辺(数値積分)が 以内で一致した。

と の2つが鍵。階乗で書いて確かめる。

和が望遠鏡()になる。並べ方を揃えると見える。

での値を合わせる。導関数が等しいだけでは定数だけずれる可能性がある。

(3)自然数 に対して を求める

答

(2) の式で 、 となるように、すなわち「(2) の 」を 、 を 、 にとる。すると左辺が「 回中 回以上」の確率になり、対称性から だと分かる。

(2) の式で 、((2) の添字を と書いて)、 とする。すると 、 なので

である。

左辺は 。 、 のとき、 は「 回中、赤玉が 回以上出る確率」である。赤玉と白玉が同じ確率なので、赤と白を入れ替えても確率は変わらない。

は奇数だから「赤が 回以上」と「白が 回以上」はちょうど排反で、どちらかが必ず起こる。2つの確率は等しいので

である。したがって

である。

なら 。実際 で合う。 なら 。

で を数値積分すると で、 と小数12桁まで一致した。

の指数をそろえるには 、つまり が必要である。 なら 。

が奇数だから「 回以上」と「 回以下」がちょうど半々になる。偶数だと真ん中の場合が残って使えない。

などを計算する必要はない。対称性だけで が出る。

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