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名古屋大学 2024年度 前期日程 理科系

第2問 複素数平面の解答・解説

3次方程式の因数分解・1 の8乗根・変数の置き換え・共通解当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/12

問題文について

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(1)方程式 をみたす複素数 をすべて求め、複素数平面上に図示する

答(実部がすべて の3点)

を代入すると になるので、 で割れる。残りは2次方程式で、 だから虚数解になる。

を代入すると

なので で割り切れる。実際に割ると

である。 は

で、 より だから

である。よって3つの解は

である。図示。 3点はいずれも実部が なので、直線 の上に、実軸上の を中心として上下に ずつ離れて並ぶ。

11 + √(c-1) i1 - √(c-1) iO
の3解( のとき、)。どれも実部が で、直線 (点線)の上に等間隔で並ぶ。 を大きくすると上下の2点が遠ざかる。

で3つの解を代入すると、いずれも の値が になった。

が解であることは係数の和 から分かる。 が消えるのが仕掛けである。

という条件があるので、2次方程式の解は必ず虚数である。実数解になる場合を考えなくてよい。

(2)方程式 をみたす複素数 のうち実部が最大のものを求める

答

は の原始8乗根である。係数を見比べると になっていることに気づく。そうすれば (1) の解を で割るだけ。

なので、 は の原始8乗根()である。とくに

である()。

を見抜く。

である。、 だから

である。

解。 したがって で、(1) より 、すなわち

である。 を掛けるのは「偏角を 回す」ことである。 とおいて実部を計算すると

である。 なので が最大で、求める解は

である。

のとき の3解の実部は で、最大 は と一致した。

に気づけるかがすべてである。 を使って 、 と書き換えると見える。

である。 の共役でもある( だから)。

実部の比較では を使う。 と のどちらが大きいかは の符号で決まる。

(3) と が共通解 をもつとき、 の値と を求める

答、

の3解はすべて実部が である。 の3解の実部は 、 なので、どれが になりうるかを見る。

とおく。(1) より の解はすべて実部が である。一方 (2) より の解の実部は

である。共通解があるなら、このどれかが に等しい。

  1. : となり不可
  2. : となり に反する
  3. :。◯

よって 、すなわち

である( ほどで、確かに )。

。 このときの の解は

である。これは の解 と一致しているので、確かに共通解である。

、 で 、 になった。

「 の解はすべて実部が 」という (1) の形を使うと、比べるのが実部だけで済む。3×3 の組み合わせを総当たりしなくてよい。

である。有理化を丁寧に。

得られた が本当に の解でもあることを最後に確かめる。

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