本文へ
大学別数学研究室
  • 独自の解答・詳解
  • 問題文は非掲載
  • 小問3問・無料

名古屋大学 2023年度 前期日程 理科系

第3問 微分法の解答・解説

方程式の実数解の個数・増減・接する条件・定数分離当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/12

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理科系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/12時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

問題を転載している非公式サイトへのリンクは、当サイトでは行っていません。

(1)方程式 の負の実数解の個数を求める

答1個

では右辺が正で、 は から へ増加する。右辺の増減を調べると単調減少なので、交わるのは1回だけ。

とおく。 では 、 なので である。

の増減。

である。 では 、、 なので 、つまり は狭義減少である。

  1. :
  2. :

一方 は で狭義増加し、 で 、 で に近づく。

は(減少)(増加)なので狭義減少で、 で 、 で である。中間値の定理より符号が変わる点がただ1つあり、求める個数は

である。

この方程式は、(3) に出てくる「 と が接する」条件そのものである。接点では と が同時に成り立ち、 を消すと になる。

を から まで 刻みで調べると、符号が変わるのは の1か所だけだった。

に限ると で、 と比べられる。 などでは話が変わる。

の分子は である。 でくくると符号が だけで決まる。

「減少する関数」と「増加する関数」が交わるのは高々1回。これで個数が確定する。

(2) と のグラフの における共有点の個数を求める

答2個

の増減を調べる。 の符号が でどう変わるかを見る。

とおく。 での の解の個数を数える。

の符号。

である。 では なので

  1. : なので
  2. : は が小さいほど大きく( で 、 で )、 は が小さいほど小さい。 で 、 で

では が減少関数( について)、 が増加関数なので は狭義減少、したがって となる が にただ1つある。まとめると

である。

値を見る。

なので である。したがって

  1. : から へ増加 → 解が1個
  2. : から へ減少 → 解が1個

で、合わせて

である。

を から まで 刻みで調べると、符号が変わるのは と の2か所だった。

の零点が にちょうど1つであることを示す。 では符号が決まり、 では単調性から1つと分かる。

が効く。 の値を求める必要はなく、 で足りる。

では が効いて 。 なので の挙動そのものである。

(3)、 とする。 と の における共有点が1個のみであるような がただ1つ存在することを示す

答 の最小値()がその

について解いて定数分離する。 で 。右辺を とおくと、共有点の個数は と の交点の個数である。

では なので、 は

と同値である。 では なので で、共有点の個数は「()と水平線 の交点の個数」に等しい。

の増減。

である。 は両辺に を掛けて

となり、これは (1) の方程式そのものである。よって の零点は にちょうど1つ、それを とする。

両端での挙動。

  1. :、 なので
  2. :、 なので

両端で に発散し、途中の極値が1つだけなので、その は極小であり の最小値を与える。 とおくと増減は

である。したがって と の交点の個数は

  1. : 個
  2. : 個
  3. : 個

である。よって共有点がちょうど1個になる は のときに限り、そのような はただ1つ存在する。

最小 m = 1.192a = 3 では2個
()。両端で に発散し、 で最小値 をとる。水平線 との交点の個数が共有点の個数で、 のときだけ1個になる。((2) の場合)では2個である。

を で 万点に刻むと、最小値 ()をとり、 で 、 で と両端で大きくなった。 では交点が2個((2) と一致)だった。

について解いて定数分離するのが要点。 と を直接比べると が2か所に入って扱いにくい。

が (1) の方程式に一致する。(1) を「極値が1つしかない」ことの根拠に使う。

両端で だから、唯一の極値は極小である。極大だと両端で と矛盾する。

という条件は と整合している。 は最初から対象外である。

2023年度の全4問をまとめて読む

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。解答は当サイトで検算していますが、誤りが残っている可能性はあります。掲載方針

当サイト運営者が制作した教材

同じ形式の問題を、5回分

合格答案をつくる名大数学2027の表紙

合格答案をつくる名大数学2027

名大理系数学の出題を分析して書き下ろした予想問題集です。過去問そのものは入っていません。 本番と同じ試験時間・大問構成で5回分、 解答・詳解・別解に加えて、 小問ごとの加点・減点つきの採点表を収録しています。

Amazonで見る全3巻を見る¥2,695・124ページ・2026年7月23日発売

中身を試し読みする

扉・問題・解答などを、それぞれ抜粋して掲載しています。連続したページではありません。画像を押すと拡大できます。

抜粋をPDFでまとめて見る

関連するページ