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名古屋大学 2023年度 前期日程 理科系
第2問 積分法の解答・解説
2円の交わり・回転体の体積・球欠と円錐・最大値と極限当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/12
問題文について
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(1)半径 のみたすべき条件を求める
答
2円が2点で交わる条件は「中心間距離が半径の和より小さく、差より大きい」である。中心間距離は 。
の中心は原点、 の中心は なので中心間距離は である。2円が異なる2点で交わる条件は
である。右側から 。左側は
で、 より だから左は自動的に成り立つ。よって
である。
、 で 。 のとき確かに2点で交わり、 では交わらなかった。
「2点で交わる」なので接する場合(等号)は入れない。
の左側は のおかげで自動的にみたされる。
(2) と の交点のうち 座標が正のものを とするとき、 の 座標 を求める
答
2円の方程式を引き算すると が消えて、 の1次方程式になる。
、 である。辺々引くと
なので
である。
((1) より )なので、 は より右にある。また の形で正になり、 は より左にある。
、、 のとき で、2円の交点を数値で求めた 座標と一致した。
座標が正という条件は 座標には効かない。2つの交点は 座標が同じである。
引き算で と が同時に消える。 の1次式になるのが要点。
(3)、 とし、 の内部にある の弧 、線分 、線分 で囲まれる図形を とする。 を 軸の周りに1回転してできる立体の体積 を求める
答()
は「 から までは直線、 から までは円弧」が上の境界で、下は 軸である。回転すると「円錐+球欠」になる。
、( の 座標)とおく。(2) の注より である。
は の範囲にあり、上の境界は
- :線分 、すなわち
- :円 の弧、すなわち
である。
円錐の部分。 底面の半径 、高さ の円錐なので
である。
球欠の部分。
である。
足してまとめる。
である(2行目では を整理した)。
の各5点で、円錐+球欠の数値積分とこの式が小数9桁まで一致した。
の上の境界が で切り替わる。円錐と球欠に分けて足す。
円錐の高さは であって ではない。頂点は にある。
がきれいに打ち消し合う。整理すると でくくれる。
(4) の最大値を与える を求め、それを とおいたときの を求める
答、
を で微分する。 を使って整理すると、 が の2次方程式になり、 が解の1つだと分かる。
より である。(3) の
を微分すると
である。 でくくると
となる。中かっこを 倍し、 を使って を消すと
である。したがって
となる。中かっこの2次式を解く。判別式は
なので
である。符号 のほうは
と、定義域の左端そのものである。したがって定義域の内部にある解は符号 のほうだけで
である( も確かめられる:)。
増減。 2次式は と因数分解できるので
である。 では 、 では 。よって で最大になる。
極限。
である。
で の最大を 万点に刻んで探すと で、式の値 と一致した。 で とすると は と に近づいた。
も の関数なので、積の微分で が出てくる。 を定数扱いしない。
の2次方程式の一方の解が (定義域の端)になる。これに気づくと因数分解が速い。
は固定したまま とする。 で分母分子を で割る。
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