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名古屋大学 2020年度 前期日程 理科系
第3問 積分法の解答・解説
凸関数・対称性による積分の分割・置換積分・不等式の証明当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/12
問題文について
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(1) で のとき、 が で であることを示す
答 かつ なので、 は で減少して最後に になる
の値を直接評価するのは難しいが、 は の差だけでできている。 は「 が増加」ということなので、差の符号がすぐ読める。あとは右端 で になることに気づけばよい。
のとき、 はいずれも に入る(順に )。だから はこの区間で定義でき、微分もできる。
右端の値。 を入れると 、、 なので
である。
導関数の符号。 合成関数の微分で
である( の導関数は 、 の導関数は )。2つずつ組にすると
である。 より は で狭義単調増加である。 と だから、2つの はどちらも負である。よって
である。
結論。 は で単調減少なので、 のとき である。
のそれぞれで を2000等分して を計算すると、最小値はいずれもちょうど (右端での値)だった。
を直接評価しようとしない。 の形は分からず、分かるのは「 が増加」だけである。
を微分すると符号が2回変わって になる。内側の微分 を落とさない。
(2)(1) の について を示す
答4つの区間に分けて折り返すと
は の置換で符号が と変わる。これは の係数 とちょうど同じなので、 を4等分して全部 に折り返すと被積分関数が にまとまる。
積分区間を の4つに分け、後ろの3つを置換で に移す。
:。 、、 は から まで動くので
:。 、、 は から まで動くので
:。 、、 は から まで動くので
4つを足すと、 でくくれて
すなわち
である。 では (1) より 、また なので被積分関数は 以上である。したがって
である。
なら 、 なら と、数値積分でも正だった。
置換のたびに「 の符号」と「積分範囲の向き」の2か所で符号が出る。両方を同時に処理して混乱しないよう、1つずつ書く。
の係数の並び と、 の値の並び が一致することがこの問題の核心である。(1) の の形はそのために作られている。
(3) で のとき、 を示す
答同じ折り返しで となり、
(2) とまったく同じ4分割を でやる。 の符号の並びは になるので、できあがる は「 の値を ずらして引いた差」2つの和になり、 が減少であることだけで正と分かる。 にあたる仮定は要らない。
(2) と同じ置換をする。 については
なので、同じ計算で
となる。4つを足して
である。ここで
とおいた。これを2つずつ組にすると
である。 より は で狭義単調減少である。 と だから、2つの はどちらも正である。よって である。
では なので被積分関数は 以上で、
である。
のときは「ずらした差の差」まで要ったので ( が増加)が必要だったが、 では「ずらした差」で止まるので ( が減少)だけで足りる。(1)(2) と (3) の仮定が違うのはこのためである。
で 、 で 、 で と、いずれも正だった。
の符号の並びは で、 の とは違う。そのため の係数は になる。
(1)(2) を使おうとしなくてよい。 には2階微分の仮定がないので、むしろ使えない。
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