本文へ
大学別数学研究室
  • 独自の解答・詳解
  • 問題文は非掲載
  • 小問2問・無料

名古屋大学 2019年度 前期日程 理科系

第3問 整数の解答・解説

平方根の小数部分・不等式の整数解・ガウス記号当サイトの体感難易度:標準最終更新 2026/10/12

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理科系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/12時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

問題を転載している非公式サイトへのリンクは、当サイトでは行っていません。

(1)正の整数 の正の平方根 が整数でなく、 進法で表したとき小数第1位が 、第2位が 以外であるとき、このような の最小のものを求める

答

条件を小数部分の不等式 ()に書き直す。2乗すると が入る区間が の式で書けるので、 と順に、その区間に整数が入るかを見ればよい。

とおく。 の小数部分を とすると、条件は

  1. 小数第1位が :
  2. 小数第2位が 以外:(これは が整数でないことも含む)

すなわち

である。① の各辺に を足して2乗すると(すべて正なので向きは変わらない)

すなわち

である。(整数)とおくと ② は

となる。 を小さいほうから調べる。

  1. :。整数 なし
  2. :。なし
  3. :。なし
  4. :。なし
  5. :。 があり、

が大きくなると も大きくなるので、 に解がない以上、最小は のときの

である。実際 で、小数第1位は 、第2位は である。

③ の右端が を超えるのは 、つまり のときである。「 が入れるようになる最小の 」が だと見てもよい。

から順に の小数部分を計算すると、条件を満たす最小の は だった。

「小数第2位が 以外」は と同値( のもとで)。 だけでは足りない。

を展開するとき を落とさない。もっとも、 が整数なので最後は効かない。

(2)このような を小さいものから順に並べたときの10番目を求める

答

(1) の ③ をそのまま と続ける。 ごとに該当する (したがって )を全部書き出し、 の小さい順に並べれば順番がそのまま決まる。

(1) の ③ は

である。 が同じなら は について増加し、 が1つ増えると は必ず大きくなるので、 の小さい順に並べればよい。

  1. : より 。
  2. : より 。
  3. : より 。
  4. : より 。
  5. : より 。
  6. : より 。
  7. : より 。
  8. : より 。

小さい順に並べると

なので、10番目は

である。実際 で、小数第1位は 、第2位は である。

ごとの個数は ③ の区間の幅 でおおよそ決まり、 で1個、 で2個、…… と増えていく。9番目までが で尽きるので、10番目は の小さいほうになる。

を から順に総当たりすると、条件を満たすものは で、10番目は だった。

ごとに が1個とは限らない。 から2個になるので、ここで数え落とすと順番がずれる。

の右端は整数になりえない( がある)ので、 としてよい。

2019年度の全4問をまとめて読む

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。解答は当サイトで検算していますが、誤りが残っている可能性はあります。掲載方針

当サイト運営者が制作した教材

同じ形式の問題を、5回分

合格答案をつくる名大数学2027の表紙

合格答案をつくる名大数学2027

名大理系数学の出題を分析して書き下ろした予想問題集です。過去問そのものは入っていません。 本番と同じ試験時間・大問構成で5回分、 解答・詳解・別解に加えて、 小問ごとの加点・減点つきの採点表を収録しています。

Amazonで見る全3巻を見る¥2,695・124ページ・2026年7月23日発売

中身を試し読みする

扉・問題・解答などを、それぞれ抜粋して掲載しています。連続したページではありません。画像を押すと拡大できます。

抜粋をPDFでまとめて見る

関連するページ