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名古屋大学 2019年度 前期日程 理科系

第2問 空間ベクトルの解答・解説

正射影・内積・鈍角の判定・余弦定理当サイトの体感難易度:標準最終更新 2026/10/12

問題文について

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(1)空間内の の直角二等辺三角形 と平面 があり、 は 上、 は 上になく に関して同じ側にある。 から に下ろした垂線の足を とするとき、 を示す

答 などと分解すると、直交する項が消えて そのものになる

を「 に平行な成分」と「 に垂直な成分」に分ける。前者が 、後者が で、異なる種類どうしの内積は になる。示すべき式はちょうど の展開である。

の単位法線ベクトルを とする。 は から に下ろした垂線の足なので は に平行、 は 上のベクトルなので に垂直である。 についても同じである。したがって

である。一方

なので、内積を展開すると

で、まん中の2項が だから

である。 より左辺は なので

である。

座標を組んで数値で確かめると、左辺は になった。

は「 上のベクトル」、 は「 に垂直なベクトル」。この2種類が直交することを明記する。

が 上にあるので が 上のベクトルになる。 の位置の条件が効いている。

(2) を示す

答(1) より

は の同じ側にあるので と は同じ向きで、その内積は正である。(1) の等式からもう一方の内積が負と分かる。

の単位法線 を、 のある側を向くようにとる。 は 上になく同じ側にあるので、正の数 があって

と書ける。 だから

である。(1) より

である。とくに左辺は でないので 、 であり、 が定まる。そして

である。 で が負なのは のときだから

である。

「同じ側にある」が の符号をそろえ、「 上にない」が を保証している。どちらが欠けても結論は崩れる。

(3) の設定で実際に角を計算すると だった。

だと角が定まらない。① の左辺が でないことから、、 が言える。

(3) 上の三角形 の辺の長さが短いものから であるとき、辺 の長さを求める

答

(2) より のところが鈍角なので、 の対辺 がいちばん長い に決まる。これで3辺の割り当てが確定し、余弦定理から ① の が出る。あとは を使って を決める。

辺の割り当て。 三角形では最大角の対辺が最大辺である。(2) より は鈍角で、三角形の鈍角は1つしかないから が最大角である。よってその対辺 が最大辺で

である。以下 、 とする(入れ替えても は同じ値になることを最後に確かめる)。

AB′C′4√217
平面 P 上の三角形 AB'C'。A のところが鈍角(約 109.1°)なので、その対辺 B'C' が最大辺 7 になる。

内積を求める。 余弦定理から

である(負なので確かに鈍角)。よって

で、(2) の ① から

である。

を決める。 三平方の定理から

である。 は の直角二等辺三角形なので 、したがって

である。② より を ③ に入れると

となる。 より 、つまり で、② から である。よって

である。

入れ替えた場合。 、 とすると ③ は になり、同じ計算で 、 でやはり である。

として座標を組むと 、、 で、すべて条件に合った。

「短いものから 」だけでは がどの頂点か決まらない。(2) の鈍角が、最大辺 を の対辺に固定する働きをしている。

の は捨てる。 は長さなので正である。

は「直角二等辺」の等辺が であることによる(直角が にあるから)。

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