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九州大学 2019年度 前期日程 理科系

第2問 整式の解答・解説

次数の比較・恒等式・係数比較・連立方程式当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/12

問題文について

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(1) の次数と の次数はともに 以下であることを示す

答次数を とすると第1式から 、第2式から となり

両辺の次数を比べる。第1式から が で表せ、それを第2式に入れると が決まる。右辺でどの項が最高次になるかで場合分けが要る。

は でないので次数が定まる。、 とおく。

第1式。 左辺 の次数は 。右辺 の次数は ( の最高次係数は でないので打ち消しは起きず、 だから でも変わらない)。よって

である。 より である。

第2式。 左辺 の次数は 。右辺は (次数 )、(次数 )、(次数 )の和である。 と を比べて場合分けする。

  1. : かつ なので右辺の次数は 。 より 。これは をみたす。◯
  2. : なので右辺の次数は 。 より となり に反する。×
  3. : で打ち消しの可能性がある。第1式の最高次を比べると、 の最高次係数と の最高次係数が等しい(ともに の係数)。よって の の係数は 倍になって でなく、右辺の次数は 。左辺は で合わない。×

よって 、 である。どちらも 以下(実際は ちょうど)である。

(2) で求める 、 はどちらも2次で、確かに 、 をみたす。

のときだけ打ち消しが起こりうる。ここを飛ばすと論証が穴になる。第1式から2つの最高次係数が等しいと分かるのが鍵である。

から が出る。(定数)は第1式を成り立たせられない。

(2) と を求める

答、

(1) より 、 とおける。第1式から などが決まり、第2式に入れれば残りも決まる。

、(、)とおく。

第1式。

を係数比較して

である( の係数からも )。

第2式。 を使って

を係数比較すると

  1. :(第1式と同じ)
  2. :
  3. :、すなわち
  4. :、すなわち
  5. 定数項:(上と一致)

である。 と から 、よって 、。 で、第1式の とも合う。

したがって

である。

確かめ。

で、どちらも成り立つ。

を から まで 刻みに動かして2つの恒等式を計算すると、どちらも 以内で成り立った。

第1式で がまず決まる。これを第2式に入れてから係数比較すると式が短くなる。

は第1式()と第2式()の両方から出る。食い違わないことを確かめておくと検算になる。

最後に両方の恒等式に代入して確かめる。係数比較は条件を使い切ったつもりでも抜けやすい。

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