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京都大学 2022年度 前期日程 文系

第2問 場合の数の解答・解説

漸化式・グラフ上の経路・対称性・上下2状態当サイトの体感難易度:標準最終更新 2026/10/12

問題文について

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を始点として辺に沿って 回移動したとき、終点が のいずれかとなる経路の総数 を求める

答

どの頂点からも辺は3本出ていて、そのうち2本は同じ三角形(同じ面)の中、1本だけが反対側の面へ向かう。だから「いま上の面にいるか下の面にいるか」だけを追えばよく、6頂点を2状態にまとめられる。

を「上の面」、 を「下の面」と呼ぶ。どの頂点からも辺は3本出ていて、その内訳は

  1. 同じ面の他の2頂点へ: 本
  2. 向かい合う面の頂点へ: 本

である。そこで、 回移動したあと上の面にいる経路の数を 、下の面にいる数を とする。 なので 、 である。

漸化式。 上の内訳から

である。和と差をとると

となる。したがって (全経路数で、当然である)、 である。2式を足して で割ると

である。

最初の数項は である。 が奇数なので は偶数で、 は必ず整数になる。

三角柱の辺のつながりを隣接表にして経路数を数え上げると、 で となり、 の値と完全に一致する。たとえば では、 から2回で上の面に戻る経路が 通りある。

「上の面にいる」だけを状態にできるのは、上の面のどの頂点から見ても内訳が で同じだからである。頂点ごとに数えようとすると6本の漸化式になる。

が変わらないことに気づくと、 の2項間漸化式を解かずに済む。 として階差で解いてもよい。

なので では終点が である。 から始める。

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