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京都大学 2021年度 前期日程 文系
第3問 確率の解答・解説
条件付き確率・漸化式・色の一致・玉の移動当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/12
問題文について
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一連の操作のあと番号 の箱から取り出した玉を番号 の箱に入れたとき、番号 の箱に赤玉と白玉が 個ずつ入っている確率を求める
答
箱 には「最初の操作で残ったほうの玉」と「最後に 番から来た玉」の2個が入る。残ったほうは、 番から送り出した玉 の逆の色である。だから「赤白1個ずつ」は「 番から来た玉の色 が と同じ」と同値になる。あとは の色が と一致する確率に漸化式を立てればよい。
番号 の箱から番号 の箱へ送られる玉の色を ()とし、最後に番号 の箱から取り出す玉の色を とする。
箱 の中身。 箱 は最初 赤,白 で、最初の操作で が出ていくので、残るのは と逆の色の玉1個である。そこへ最後に が入るので、箱 の2個は
である。これが赤白1個ずつになる条件は 、つまり
である。
色の受け渡し。 のとき、箱 はもともと 赤,白 で、そこへ が入って3個になる。そこから1個取り出すので
である(同じ色の玉が2個、逆の色が1個)。これは最後の「番号 の箱から取り出す」操作にもそのまま当てはまる。
漸化式。 とおく。 で、 のとき
である。 を引くと
なので、 より
である。求める確率は だから
である。
なら 、 なら 、 なら である。 を大きくすると、受け渡しのたびに色の記憶が薄れて に近づく。
について操作を 万回ずつ模擬すると、確率は となり、、、、 とよく合っている。
箱 に残る玉は ではなくその逆の色である。ここを取り違えると答えが になってしまう。
単独の確率(赤である確率)はどの でも で、そこからは何も分からない。 との一致を追うのが要点である。
箱 は、玉を受け取った時点で必ず3個(もとの2個+来た1個)である。途中の箱から玉が減ることはない( 番の箱は、 回目の操作ではじめて1個出す)。
最後の「 番から取り出して 番へ」も、確率 の同じ受け渡しである。 から への1歩として数える。
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