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東京科学大学 2025年度 前期日程 理系

第5問 微分法の解答・解説

分数関数の増減・グラフの概形・方程式の解の個数・条件の読みかえ当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/13

問題文について

大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。理系の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/13時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。

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(1)関数 ()の増減を調べ、グラフの概形をかく

答。 で極小値 、 で極大値

と分けてから微分すると楽である。分母 はつねに正なので、符号は分子だけで決まる。

なので

である。 なので、 の符号は の符号と同じである。したがって

  1. : で減少
  2. : で増加
  3. : で増加
  4. : で減少

である。極値は

で、 で極小値 、 で極大値 をとる。

そのほかの様子は

  1. なので原点について対称(奇関数)
  2. となるのは
  3. のとき 、 のとき ( 軸が漸近線)
  4. のとき ( 軸が漸近線)

である。グラフの概形は次のようになる。

極小極大-11
y = f(t) のグラフ。原点について対称で、y 軸と x 軸が漸近線。t = -√3 で極小値 -2√3/9 ≒ -0.385、t = √3 で極大値 2√3/9 ≒ 0.385。t = ±1 で 0 になる。

、 で一致した。

は定義域に入らない。増減表は と を分けて書く。

と はどちらも増加だが、 をまたいで「増加」とは言えない。

(2)実数 が、、、、 を満たしながら動くとき、 が取り得る値の範囲を求める

答 または

2本の等式はどちらも 、 と書きかえられる。つまり「 の値が等しい3点が の順に並ぶ」という問題になり、(1) のグラフを横線で切る話に変わる。

条件を書きかえる。 1本目の等式は

である。 なので で、両辺を で割ると

である。2本目も同様に となる。よって条件は

である。つまり、ある値 について方程式 が相異なる3つ以上の解をもち、 はそのうち最小のもの、ということである。

解の個数を調べる。 とおく。(1) のグラフを で切ると

  1. または :解は1個
  2. :解は2個
  3. :解は3個( に1つ、 に1つ、 に1つ)
  4. :解は2個()
  5. :解は3個( に1つ、 に1つ、 に1つ)

である。したがって条件を満たす は または であり、このとき解はちょうど3個なので はその3個に決まる。

y = k
k = 0.25(0 < k < 2√3/9 ≒ 0.385)のときの横線。交点は3つで、いちばん左のものが x にあたる。k を 0 から 2√3/9 まで動かすと、この左端の交点は -1 から -√3/2 まで動く。k が負のときは左端の交点が t < -√3 の側に移る。

の範囲。 のときは、最小の解は の部分にある。この部分で は増加し、 である。 となる をこの範囲で探すと

なので、 である。 は で増加するから、 が から まで動くとき最小の解は から まで動く。両端は 、 にあたり条件を満たさないので

である。

のときは、最小の解は の部分にある。この部分で は減少し、 で 、 で である。 が から まで動くとき、最小の解は から まで動く。端は条件を満たさないので

である。以上より求める範囲は

である。

になっているのが鍵である。 を整理した は を解にもち、 でくくると (重解 とあわせて)が出る。

を細かく動かして の最小解を集めると、 と の2つの範囲に分かれ、、 と合った。

で割ってよいのは があるから。この条件を使うことを書く。

のときは解が の2個しかない。 をまたいで一続きの範囲にしない。

のときは極値をとる点で2つの解が重なり、相異なる解は2個になる。端点を含めない。

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