弘前大学・医学部医学科(数学③)
弘前大医学科数学の
傾向と対策
2019〜2026年度(8年分)の過去問分析
分析からつくった予想問題集
平成31(2019)年度から令和8(2026)年度までの8年分、計24題・50小問を調べた。形式は次のとおりで、この8年間まったく変わっていない。
よく出る分野(出題された題数)
- 数学IIIの微積11
- 数列・漸化式2
- 確率2
弘前大医学科数学の頻出分野
8年分で、その分野が出た題数。棒が長い分野ほど、繰り返し狙われています。
- 数学IIIの微積(微分・積分・面積・体積・極限・曲線の長さ)11題
45.8%
- 数列・漸化式2題
8.3%
- 確率2題
8.3%
- 複素数平面2題
8.3%
- 空間ベクトル2題
8.3%
- 対数(領域の図示)2題
8.3%
- 平面ベクトル、2次曲線、三角関数1題
各4.2%
形式は8年間変わっていない
平成31(2019)年度から令和8(2026)年度までの8年分、計24題・50小問を調べた。形式は次のとおりで、この8年間まったく変わっていない。
注目すべきは小問の少なさである。冊子1・2が1題あたり 〜 小問で細かく誘導するのに対し、3には 小問がひとつも付かず、一行の設問だけで終わる大問が 8年間に3題ある(2020年度 、2021年度 、2023年度 )。誘導が薄いぶん、解答の筋を自分で立てる力が正面から問われる。
ただし年を追うごとに小問はやや増えている。年ごとの小問数は で、直近2年(2025・2026年度)はいずれも8小問である。
| 試験時間 | 90分 |
|---|---|
| 大問数 | 3題(、、) |
| 形式 | 完全記述式(答のみを書く欄はない) |
| 小問数 | 1題あたり 〜 問、平均 問 |
分野は固定されていない
が微積、 が確率、といった分野の割り当ては存在しない。実際に出た分野を並べると次のようになる。
24題を分野で数え直すと、次のようになる。
数学IIIの微積が半分弱で、これが軸である。残りは複素数平面・空間ベクトル・数列・確率が持ち回りで入る。
見落とせないのは確率が2020年度を最後に6年間出ていないことである。出ないと決まったわけではなく、むしろ間隔が空いたぶん警戒が要る。
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| 年度 | |||
|---|---|---|---|
| 2019 | 2次曲線と図形 | 積分(領域と体積の最小) | 確率 |
| 2020 | 三角関数 | 微積(曲線の長さ) | 確率 |
| 2021 | 微積(逆関数) | 微分(最大値の場合分け) | 平面ベクトル |
| 2022 | 対数(領域の図示)・数列 | 積分と極限(評価) | 微分(解の個数) |
| 2023 | 対数(領域の図示) | 積分(絶対値・最小) | 方程式の解の個数 |
| 2024 | 空間ベクトル | 微積(最大最小と面積) | 複素数平面(軌跡) |
| 2025 | 空間ベクトル | 積分(面積と回転体) | 微分・数列(評価) |
| 2026 | 微積(増減と面積) | 複素数平面(軌跡) | 数列(漸化式と極限) |
| 分野 | 題数 | 割合 |
|---|---|---|
| 数学IIIの微積(微分・積分・面積・体積・極限・曲線の長さ) | 11 | 45.8% |
| 数列・漸化式 | 2 | 8.3% |
| 確率 | 2 | 8.3% |
| 複素数平面 | 2 | 8.3% |
| 空間ベクトル | 2 | 8.3% |
| 対数(領域の図示) | 2 | 8.3% |
| 平面ベクトル、2次曲線、三角関数 | 各1 | 各4.2% |
「示せ」と「図示せよ」が 14 %
50小問のうち、 問( %)が「〜を示せ」「〜を図示せよ」である。完全記述式であることと合わせると、論証そのものが得点源になる冊子だといえる。
とくに特徴的なのが評価の不等式を示させる型で、2022年度 ( で を示し、極限を求める)と 2025年度 ( と を示す)がそれにあたる。
難易度と目標
24題それぞれについて、次の6項目のうちいくつを含むかを数えた。
該当数が 〜 なら 、〜 なら 、 以上なら とした結果が次である。
3には、手が動けば取れるという水準の問題がそもそも入っていない。
目標点は、理工学部数物科学科なら 点中 点、医学部医学科なら 点中 点を目安にするとよい。医学科の場合、 題のうち 題を完答し、残り 題で半分を拾う、という配分になる。
- 与えられた設定を、自分で数式に翻訳する必要がある(立式)
- 場合分けが必要である
- 「示せ」「図示せよ」を含む
- 前の小問の結果を2段以上つないで使う
- 計算が2段階以上(置換してから部分積分、など)
- いったん求めた式を、さらに最大・最小や極限にかける
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| 平均 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 過去問(24題) | % | % | % |
弘前大医学科数学の対策の進め方
弘前大医学科の数学は、出題の形が年度をまたいでよく似ています。だから形式と頻出分野を先に押さえてから演習するほうが、いきなり過去問に入るより速く仕上がります。
弘前大医学科数学の出題形式と頻出分野をつかむ
2019〜2026年度(8年分)の出題を分野別に数えると数学IIIの微積・数列・漸化式・確率が多く、ここが得点源にも失点源にもなります。
年度別の出題一覧で、過去問を解く順番を決める
このページの年度別の表を見て、数学IIIの微積のように毎年出ている分野から過去問に当たると、手をつけた順に積み上がります。
本番と同じ形式で、答案を仕上げる
最後は本番の形式で通して解き、答案として書ききる練習をします。合格答案をつくる 弘前大医学科数学は、この分析をもとに書き下ろした予想問題5回分に、どこで何点入るかを示した採点基準を付けたものです。
弘前大医学科数学について、よくある質問
- 弘前大医学科の数学で頻出の分野はどこですか?
- 8年分の出題を分野別に数えると、数学IIIの微積(微分・積分・面積・体積・極限・曲線の長さ)(11題)、数列・漸化式(2題)、確率(2題)が多く出ています。ページ内の分野別グラフで全体の偏りを確認できます。
- 弘前大医学科の数学は何点を目標にすればよいですか?
- 目標点は、理工学部数物科学科なら300点中150点、医学部医学科なら300点中210点を目安にするとよい。
- 弘前大医学科の数学の過去問は何年分さかのぼるべきですか?
- このページでは2019〜2026年度の8年分を年度別・分野別の表に整理しています。まとめて並べると、分野の配置や小問の型がどこまで固定されているかが見えてきます。
合格答案をつくる シリーズ
弘前大医学科数学の予想問題集
このページの2019〜2026年度(8年分)の出題分析をもとに書き下ろした、弘前大医学科数学のオリジナル予想問題集です。本番と同じ形式の問題に加えて、どこで何点入るかを示した採点基準と別解を収録しています。
非公式の自作教材です。弘前大学とは関係ありません。価格・在庫は Amazon の表示が優先されます。