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電気通信大学 2020年度 前期日程 情報理工学域
第3問 複素数平面の解答・解説
共役複素数を含む方程式・非自明解をもつ条件・複素数で表した直線・交点の軌跡当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/14
問題文について
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[I]方程式 の解を求める
答
とおいて実部・虚部を比べる。
( は実数)とおくと
なので、差は
である。 と比べて 、 より 。よって
である。
を代入すると左辺が になった。
[II] を実数とする。 が の解をもつときの を求める
答
の同次連立1次方程式にして、非自明解をもつ条件(行列式 )を使う。
とおくと
なので、方程式は
となる。これが の解をもつのは、2式が同じ直線を表すとき、すなわち
のときである。よって である。
実際 なら2式はどちらも となり、たとえば が解になる。
では が解になり、 では非自明解が見つからなかった。
なので だけ。 などと見間違えないよう、符号をていねいに。
[III](i) を実数とし、 とする。 が によらず通る定点 の を求める
答
とすると なので、左辺は 。
が実数なので である。、 とおくと
で、 だから は
である。 について整理すると
で、これがすべての実数 で成り立つのは かつ のときである。よって
である。
のどれでも が 上にあった。
[III](ii) とするとき、 と のなす角 ()を求める
答
も同じように と書ける。法線ベクトルの内積をとる。
なので、 は である。
なので、 は
である。 の法線ベクトルは 、 のそれは である。
なので
で、 によらず である。法線のなす角と直線のなす角は等しい(または補角)ので
である。
で法線の余弦はつねに だった。
[III](iii) が実数全体を動くとき、 と の交点 が描く図形を求める
答中心 、半径 の円。ただし点 を除く
2式から を消去する。または「 と原点を見込む角が 」と見る。
、 である。 は とも書ける。
かつ のとき、それぞれから
である。等しいとおいて分母を払うと
で、展開すると が両辺で消えて
となる。平方完成して
である。すなわち中心 、半径 の円である。除いた場合( のとき 、 のとき )もこの円の上にあり、それぞれ 、 で実際にとる。
とれない点。 と は (ii) より で交わるので、つねにただ1点で交わる。 では は に、 は に近づくので、 は に近づく。しかし を に入れると となって成り立たないので、 はとれない。
よって が描くのは中心 、半径 の円から点 を除いたものである。
は定点 を、 は原点 を通り、交わる角が で一定である。だから は線分 を の角で見込む点の集合、つまり円周角の定理から円になる。 なので半径は で、確かに合う。
の交点はどれも円の式を満たし、 では に近づいた。
「円全体」と答えると減点されうる。 の極限の点がとれないことを確かめる。
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