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東北大学 2019年度 前期日程 文系
第2問 対数関数の解答・解説
底による不等号の向き・真数条件・2次不等式・必要十分条件当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/13
問題文について
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(1) を ではない正の実数、 を正の整数とし、不等式 を考える。 のとき、この不等式を満たす整数 をすべて求める
答 のとき 。 のとき
右辺を とまとめる。底が より大きいか小さいかで不等号の向きが変わるので、そこで場合分けする。
真数条件。 かつ なので
である。 なら で、整数は である。
不等式の書きかえ。 右辺は なので、もとの不等式は
である。 とおくと だから、底で分けて
- :
- :
となる。、 なので両辺を2乗してよく、 と の大小、すなわち の符号で決まる。
のとき。 で であり
である。 では なので、符号は で決まる。
- のとき 、つまり なので 、すなわち
- のとき 、つまり なので 、すなわち
である(、すなわち は両辺が等しくなるので除く)。
では整数解が 、 では だけだった。
底が より小さいと不等号が逆になる。 の値が決まっていないので、両方の場合を答える。
真数条件 を先に出しておかないと、 の値を拾ってしまう。
(2)この不等式を満たす整数 が存在するための についての必要十分条件を求める
答( が より大きいか小さいかによらない)
(1) と同じく ( の整数)に直し、 と の大小を見る。 は から まで動かせるので、 の最小値と最大値を見れば存在するかどうかが決まる。
真数条件 より、整数 は とおいて の整数に対応する。(1) と同じ計算で、不等式は
- :
- :
となる。 は で増加するので、 では
である( のとき)。
のとき。 に整数はないので、どちらの場合も解なし。
のとき。 だけで である。 も も成り立たないので解なし。
のとき。 なら をとると
なので成り立つ。 なら をとると が成り立つ。いずれの場合も整数解が存在する。
以上より、求める必要十分条件は
である。
答えが によらないのが面白いところである。 では「 を大きくとればよい」、 では「 ととればよい」と、使う はまったく違うのに、存在する条件だけは一致する。
でも でも、整数解が存在する は で、 では存在しなかった。
が等号の場合で落ちる。 ちょうどは不等式を満たさないので、ここを と答えてしまわない。
「存在するか」なので、 を1つうまくとれればよい。すべての で成り立つ必要はない。
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