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東京大学 2025年度 前期日程 文科
第2問 図形と計量の解答・解説
円による被覆・垂直二等分線・外接円の半径・場合分け当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/11
問題文について
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(3)()のとき、 と を で表す((1)(2) はその特別な場合)
答、。とくに (1) では 、、(2) では
「 に含まれる」は「どの点も3頂点のどれかから距離 以内」ということなので、 を求めればよい。 は を3辺の上で、 は三角形全体で動かしたときの値である。 のほうは、垂直二等分線で分けて「どの頂点がいちばん近いか」ごとに考えると、各部分は凸多角形になり、頂点だけ調べれば最大が分かる。
を原点、 の二等分線を 軸にとり、、 とおいて
とする。 ✓、 で、 から までの距離は である。 の中点を とする。
「図形が に含まれる」とは、その図形のどの点 についても ということである。したがって は3辺の上での、 は三角形全体での、この最小値の最大である。
を求める。 辺 の中点を とすると で、中線の長さの公式から
なので である。よって については3つの距離がすべて 以上で、 が必要である。逆に なら、辺 、 は長さ なので両端の円だけで覆える。
残るのは辺 (長さ )である。 の円だけで覆えるのは のとき。そうでないときは真ん中が の円で覆われなければならない。 の円は直線 を、 を中心とする長さ の部分で切るので、条件は
となる。つまり辺 が覆われる条件は である。合わせて
である。 は 、すなわち と同値、 は と同値なので、 は答えの3段の式になる( はつねに成り立つ)。
を求める。 軸について対称なので、 の側だけ考えればよい。 では
なので となり、 が最も近い頂点になることはない。つまり である。
そこで、三角形の上半分(、、 を頂点とする直角三角形)を、 の垂直二等分線 で2つに分ける。定点からの距離は凸関数なので、凸多角形の上での最大は頂点で起きる。各部分の頂点を調べればよい。
この垂直二等分線は、辺 ()とは で、辺 ()とは で交わる。 は 、すなわち と同値である。
- のとき:二等分線は 上の点 と の中点を結ぶ。 側の部分の頂点は 、、 の中点で、 からの距離はそれぞれ 、、。 側の部分の頂点は 、、、 の中点で、 からの距離は ( は二等分線上なので )、、、。 は と同じでつねに成り立つので、最大は 。これは外接円の半径である。
- のとき:二等分線は 上の点 と の中点を結ぶ。 は二等分線上なので で、 である。 側の部分の頂点は 、、、 の中点で、 からの距離は 、、、。 側の頂点は 、、 の中点で、 からの距離は 、、。 は と同じなので、最大は 。
以上から は答えの2段の式になる。
(1)(2) の値。 のとき なので 、 より (正三角形の外接円の半径)。 のとき なので である。
3辺を 等分して「3頂点までの距離の最小」の最大を数値で求めると、 で 、 で となり、式の 、 と合う。三角形の内部も の格子で調べると、 で 、 で となり、どちらも に(格子の刻みぶんの誤差で)一致する。
と は では一致する。最後まで覆われずに残る点が辺 の上にあるためで、「三角形のほうが辺より広いから が大きいはず」とは限らない。
を「外接円の半径」と答えてしまうのは (鋭角三角形)のときだけである。鈍角になると外心が三角形の外に出て、最も覆いにくい点は辺 の上に移る。
の場合分けは と の2か所で起きる。前者は「辺 と辺 のどちらが厳しいか」、後者は「辺 を両端の円で覆うか の円も使うか」の切り替わりである。
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