- 独自の解答・詳解
- 問題文は非掲載
- 小問3問・無料
東京大学 2020年度 前期日程 文科
第4問 整式・数列の解答・解説
基本対称式・多項式の積・係数比較・漸化式当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/11
問題文について
大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。文科の問題文は、この年度については大学が公開していません (2026/10/11時点)。お手元の過去問集・赤本などでご確認ください。
問題を転載している非公式サイトへのリンクは、当サイトでは行っていません。
(1) に対して を求める
答
は「相異なる2つの積の総和」なので、 を展開したものから、同じもの同士の積を引いて で割ればよい。どちらの和も等比数列なので、すぐに closed form になる。
、 とおく。
なので
である。中身を通分すると
なので
である。
なら で、 と合う。 は連続する2整数の積ではないが、 と のどちらかが の倍数になるので、商は必ず整数である。
定義どおりに全組合せの積を足して を計算すると、 のすべてで と一致した。 では 、 では である。
は「相異なる2つ」の積の和なので、 で割るのを忘れない。 では同じ組が2回ずつ現れる。
であって ではない。公比が の等比数列になる。
(2) と を の整式で表す
答、
は の基本対称式なので、 はそれらを根にもつ式の形、つまり そのものである。この積の形にしてしまえば、 を 増やす操作も を に替える操作も、因数が1つずれるだけになる。
は から 個選んだ積の総和、つまり基本対称式である。 を展開すると、 の係数はちょうど「 個の を選んだ積の総和」になるので
である( も合っている)。
1つめ。 積の形から、 を 増やすと因数が1つ増えるだけで
である。
2つめ。 を に替えると、各因数の指数が1つずつ上がって
となる( の積から の因数 を取り除いた形)。よって
である。
であることは、 についての帰納法でも示せる。 の の係数 を「 を選ぶか選ばないか」で分けると となり、これは の係数比較そのものである。
について の係数を定義から計算し、 を と で多項式として割ると、商はそれぞれ と 、余りはどちらも になった。
は の各項に を掛けたもの()である。積の形で見ると「指数が1つずれる」と分かるが、係数の形のままだと見通しが悪い。
は の因数を1つ後ろに足したもの、 は因数を1つ前から外したものである。どちらも との差が1因数なので、商が1次式になる。
(3) を で表す
答
(2) で の表し方が2通り得られた。同じ の係数を2通りに書けば、 を含む等式が2本できる。 を消去すれば、 と だけの関係が残る。
(2) の2つの式を使う。まず の の係数を比べて
である。次に を使う。 なので、 の係数は
である。
を消す。 ① から ② を引くと
となる。、 なので割ってよく
である。
の左辺は 、右辺の の項は で消える。残るのは である。
、 では で、 と一致する。、 のすべての組で、分数のまま計算して一致することを確かめた。
②を作るとき、 の の係数が であることを使う。 のままにすると ① と同じ式になってしまい、消去ができない。
消去する相手は である。 を消してしまうと目的の比が出ない。①の両辺を 倍してから引く、という順番が要点である。
のときも成り立つ()。式の上では の範囲すべてで使える。
大学の公式解答ではなく、当サイト独自の解答・解説です。問題文は掲載していません。解答は当サイトで検算していますが、誤りが残っている可能性はあります。掲載方針
当サイト運営者が制作した教材
同じ形式の問題を、5回分
中身を試し読みする
扉・問題・解答などを、それぞれ抜粋して掲載しています。連続したページではありません。画像を押すと拡大できます。
関連するページ
- 東大文系数学の傾向と対策— 年度別・分野別の出題分析。この年度が全体のどこに位置するかが分かります。
- 東大文系数学のほかの年度— 同じ大学の解答・解説一覧。




