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東京大学 2019年度 前期日程 文科
第2問 図形と方程式の解答・解説
内積・点と直線の距離・領域の面積・なす角当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/11
問題文について
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(1) を図示し、その面積を求める
答、つまり放物線 と直線 ではさまれた部分。面積は
どちらの条件も の式に化ける。 で、 は定数、 も の定数倍だからである。 とおけば、条件1が の範囲、条件2が と の関係になり、放物線と直線ではさまれた領域の面積に帰着する。
なので 、 は を通り に垂直な直線だから
である。したがって
である。
条件を書き直す。 なので条件1は
である。条件2は だから
である。条件1より なので絶対値が外れて 、すなわち
である。この不等式は を含む(右辺から を引いて を足した形なので、)。したがって
である。下の境界は下に凸の放物線(頂点 )、上の境界は直線である。
交点と面積。 2つの境界が交わるのは
なので 、交点は と である。面積は
である。 なので、 公式()を使って
である。面積は である。
面積を 、 の長方形で 万点のモンテカルロ法で求めると となり、 と一致する。交点 、 はどちらも放物線と直線の両方の式をみたす。
は定数 である( が を通り に垂直なので )。変数と思って の式にしようとしない。
の計算で が約分されて、条件2がきれいな になる。ここで条件1の を使って絶対値を外す順番が大事である。
条件2が条件1の下半分()を含んでいるので、残る条件は だけになる。条件1の左側を二重に書く必要はない。
(2) のとりうる値の範囲を求める
答()
は の向きだけで決まる。 の中では なので、 とおくと で、これは の増加関数である。だから の最大・最小を求めればよい。 を固定すると の端は が最小のとき、つまり下の境界の上で起きる。
の下の境界 は頂点 で最小なので、 の中ではつねに である。よって
と書ける。 なので、 は の増加関数である。したがって の最大・最小を求めればよい。
の端は下の境界で起きる。 を固定して を動かすと、 なら は の減少関数、 なら増加関数である。どちらの場合も が端( では最大、 では最小)になるのは が最小のとき、つまり下の境界の上である。 では で、これは下で見る範囲に入る。
そこで下の境界上で
の最大・最小を調べる。分母は である。
なので、 では の符号は の符号、つまり の前で正、後ろで負である。よって は で最大、区間の端 か で最小になる。
なので、 の最大は (点 )、最小は (点 )である。
に戻す。 のとき
で、 のとき
である。 は連結なので は から までのすべての値をとり、したがって
である。小数で書くと である。
の境界を 万点たどって を直接計算すると、最大 (点 )、最小 (点 )になる。、 と一致する。
は の長さによらない。 の点を全部調べる必要はなく、原点から見た向きの幅だけを見ればよい。
の端が下の境界で起きるのは、 の符号によらず「 を小さくするほど端に寄る」からである。 のときに向きが逆になる点に注意する。
の導関数の零点は だが、 は の外()である。区間の外の極値を使わない。
最小値は角 で、接点ではない。 での接線は に触れないので、左端は角で決まる。
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