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名古屋工業大学 2020年度 前期日程 工学部

第3問 図形と方程式・積分法の解答・解説

円と直線の交点・扇形を使った面積・置換積分・断面積から体積当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/14

問題文について

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(1)円 と直線 ()の共有点で に属する点を 、 と 軸の交点を 、 とするとき、 を で表す

答(このとき )

は単位円上なので 。これを の式に入れて合成する。

は 軸の正の部分にある()。 は単位円上の点で、 の条件 から である。よって

とおける。 は 上にあるので 、すなわち

である。左辺を合成すると なので

である。 のとき で、 は から まで動く。問題の の範囲とちょうど対応している。

円と直線の交点は2つあるが、 を満たすほうが である。連立して解くと で、 のほうが にあたる。

で を直接求めると で、 がそれぞれ に一致した。

(2) の面積 を で表す

答

極座標で書くと 。

とおく。 は 、 は である。 は 、つまり

なので、 は である。 となるのは 、すなわち のときである。よって

である。 なので

である。 を入れて とおくと

で、 より 、 である。したがって

である。 なら ( と が重なる)、 なら で、三角形から扇形を引いた値と合う。

ABODℓy = x
D のようす(図は t = 0.95 のとき)。単位円の外、直線 ℓ の下、2直線 y = 0 と y = x のあいだ。塗った部分が D で、左下の角が θ。

で、極座標による数値積分と式の値が小数7桁まで一致した。

は「三角形から扇形を引いたもの」ではない。 のときは円が からはみ出すので、角 の範囲も までに切れる。

(3) の値を求める

答

()と置換する。。

とおくと で、 は にあたる。(2) の途中の式に を入れると

である。 なので

である。4つに分けて計算する。

足すと が消えて

すなわち ()である。

数値積分すると で、 と一致した。

は の式なので、 のままでは積分できない。 と置換して の積分に直す。

(4) 点 、 を頂点とする正方形を底面、 を頂点とする四角錐 から、円柱 、 を除いた立体 の体積を求める

答

高さ の断面は「正方形から単位円板を除いた4すみ」。すみ1つぶんの面積が (2) の そのものになる。

高さ での の断面は ()である。 の断面はここから を除いたものになる。

正方形が単位円の内側に入ってしまうのは、頂点までの距離 が 以下のとき、つまり のときで、このとき断面は空である。 は にあたる。

のとき、断面は4すみの合同な図形からなる。 軸の正の向きにあるすみは、直線 と と単位円で囲まれる部分である。 とおくと、上半分は

そのもので、これは である。 は に対応するので、断面積は

である()。 で、 は だから

となり、(3) がそのまま使える。

である()。

すみ
高さ z での断面(図は a = 1.25 のとき)。正方形 |x| + |y| ≦ a から単位円の内部を除くと、合同な4すみが残る。右のすみの上半分が (2) の D にあたる。

()では断面積が で、正方形から円をまるごと引いた値になる。 と合う。

断面積を数値積分して体積を求めると で、 と一致した。

の範囲では断面が空になる。 の積分範囲を のままにしない。

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