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名古屋工業大学 2019年度 前期日程 工学部

第4問 複素数平面の解答・解説

3点が異なる条件・一直線上にある条件・正三角形になる条件・垂直条件と絶対値当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/14

問題文について

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(1)複素数平面上の3点 、、 が異なる3点となるための の条件を求める

答 かつ (つまり )

3つの差を因数分解する。

がすべて でなければよい。はじめの2つは

と同値で、3つめは

と同値である。 は を含むので、まとめると

すなわち である。

ではどれかの2点が重なり、それ以外では3点とも異なることを確かめた。

(2)異なる3点 が同一直線上にあるような をすべて求める

答 が実数または純虚数(ただし )

が実数であること。約分すると になる。

3点が同一直線上にあるのは が実数のときである。(1) の因数分解を使って約分すると

である。よって条件は が実数であることである。

( は実数)とおくと なので、 が実数なのは 、つまり または のときである。これは

が実数、または が純虚数

ということである。(1) の条件とあわせて、 を満たす実数または純虚数 が答えである。

の約分が全体のかなめ。(3)(4) でも同じ が出てくる。

と では3点が一直線上にあり、 ではそうならなかった。

(3) が正三角形の頂点になるときの の値をすべて求め、さらに がこの順に反時計回りに並ぶような をすべて求める

答。反時計回りになるのは

正三角形 。

(2) より である。 が正三角形の頂点になるのは、この値の絶対値が で偏角が のとき、すなわち

のときである。よって

である(複号同順ではなく、2つの値がどちらも答え)。

次に並び方を見る。 がこの順に反時計回りなら、 を 回すと になるので

である。これは なので、 は絶対値 、偏角 または の数で

である。

ABCO
z = cos(π/3) + i sin(π/3) のときの A, B, C。どれも単位円上にあり、A(z) は偏角 π/3、B(z³) は偏角 π、C(z⁵) は偏角 5π/3。この順に反時計回りに並ぶ。

では3辺がどれも で、 の外積が正になった。

を聞かれているので、まず の2値を答える。 を求めるのは「反時計回り」の条件がついてから。

(4)直線 と直線 が垂直であるとき、 が成り立つことを示す

答 が純虚数 となるので 、

垂直 比が純虚数。比を約分すると になる。

(1) の因数分解を使うと

である。2直線が垂直であることは、この値が純虚数であることと同値である。よって実数 を用いて

と書ける。絶対値をとると

である。 より なので 、すなわち である。(証明終わり)

だと 、つまり で になり、(1) で除いた値である。だから としてよい。

この条件を満たす を 万通り作ると、 の最大は で を超えなかった。

「純虚数」は を含まない。 をはっきりさせないと の不等号が等号つきになってしまう。

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