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名古屋工業大学 2019年度 前期日程 工学部

第3問 図形と方程式・積分法の解答・解説

直線に関する対称点・線分と円の交わり・弓形の面積・曲線の長さ当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/14

問題文について

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(1)原点 を中心とする半径 の円周 と点 がある。 上の ()について、線分 と の共有点が だけとなる の範囲 を求める

答、

方べきの定理。 から円に引いた直線の2交点を とすると 。

なので は円の外にある。 の方べきは である。直線 と のもう1つの交点を とすると

である。線分 が 以外で と交わらないのは、 のほうが に近い(または )とき、つまり のときである。 なので、これは

と同じである。一方

なので、条件は 、すなわち である。 では

である。よって 、 である。

のときは で、これは からの接線の長さと等しい。つまり線分 は円に接していて、共有点は だけである。境い目も範囲に入る。

線分が円の内部に入るかを調べると、 では入らず では入った(境い目は )。

「直線」ではなく「線分」なので、 が と のあいだにあるかどうかが問題になる。

(2) かつ半直線 が を二等分するような について、 と を で表す

答、

条件は「 は直線 に関して と対称」と同じ。直線 は原点を通り傾き角 。

のとき、 の二等分線は線分 の垂直二等分線でもある。したがって条件 (i)(ii) は

は直線 に関して と対称

と言いかえられる。直線 は原点を通り、 軸の正の向きと角 をなす。原点からの距離は対称移動で変わらないので、 は原点中心・半径 の円周上にあり、その偏角は の偏角 を の向きに折り返した である。よって

である。 でも でも となり、問題の但し書きと合っている。

OAPQ
Q の作り方(図は θ = 0.7 のとき)。Q は直線 OP について A と対称な点。PQ = PA で、半直線 OP が ∠APQ を二等分する。

のどれでも で、二等分方向と が平行になった。

だけなら は円周上を動く。二等分の条件まで使って1点に決まる。

(3) が で動くときの の軌跡を とする。 の両端を結ぶ線分と で囲まれる図形の面積 を求める

答

は半径 の円の弧。中心角は で、弓形の面積は扇形から三角形を引く。

(1)(2) より、 が から まで動くと の偏角 は から まで動く。つまり は原点中心・半径 の円の弧で、中心角は である。両端は

である。求める図形は弓形なので

である。計算すると

である()。

OA(−1, √3)C1C2
C1(半径 2 の弧)と C2(線分 PQ を 1 : 4 に内分する点の軌跡)。うすい円は半径 1 の円 C。塗った部分が (3) の弓形。

弓形の面積を数値で求めると で、 と一致した。

(4)線分 を に内分する点を とする。 が で動くときの の軌跡 の長さ を求める

答

。速さを計算すると の定数倍になる。

なので

である。 で微分すると

である。速さの2乗は

である( を使った)。 で、 では だから

である。したがって

である。

は半径 を角 で、 は半径 を角 で回る。 はその重みつき平均なので、エピサイクロイドの仲間になる。長さが ときれいに出るのはこの構造のおかげ。

の長さを細かく折れ線で近似すると で、 と一致した。

の絶対値を外すとき、 の範囲を確かめる。

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