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東京科学大学 2021年度 前期日程 理系
第5問 図形と方程式・積分法の解答・解説
円が領域に含まれる条件・媒介変数の消去・回転体の体積・バウムクーヘンでない断面法当サイトの体感難易度:難最終更新 2026/10/13
問題文について
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(1) 平面上の円 ()が で表される領域に含まれるための の範囲を求める
答
円の式から と を で表してしまえば、条件は だけの不等式になる。
は中心 、半径 の円で、原点で 軸に接する。 上の点では
である。条件 は
である。 で なので、 の部分では 、すなわち が必要十分である。これが のすべてで成り立つ条件は
である。 とあわせて
である。
のとき で、 となり原点でだけ接する。
では円が領域に入り、 では入らなかった。
を消して の不等式にするのが近道。 と場合分けすると煩雑になる。
(2)円 が で表される領域に含まれるための の範囲を求める
答((1) と同じ)
同じく を代入する。 の項が増えるが、 で割ると という定数項が決め手になる。
なので である。つまり (1) の範囲では必ず成り立つ。問題はそれより広くできるかどうかである。
上で とおくと、条件 は
である。、 なので
である。 では なので、条件は
と同値である。
のとき。 で、 なので ✓。
のとき。 は連続で なので、十分小さい で となる。つまり原点のすぐ近くで円が曲線より下に出てしまう ✗。
したがって求める範囲は
で、(1) と同じである。
原点付近で円は のようにふるまう。 も も原点付近では なので、、つまり が決め手になる。 の項は原点では効かない。
では円が領域に入り、 では入らなかった((1) と同じ境目)。
があるぶん条件がゆるくなりそうに見えるが、きき目になるのは原点のすぐ近くで、そこでは は効かない。結果として範囲は変わらない。
(3) が (2) の範囲にあるとする。 平面において連立不等式 、、、 で表される領域 を、 軸の周りに1回転させてできる立体の体積を求める
答
軸のまわりの回転なので、高さ で切った断面を考える。各条件を の不等式に直すと、断面はきれいな円環になる。
高さ ()で切る。回転後の断面は、 となる の値を半径とする円の集まりである。 とおいて条件を書き直す。
- :
- :。 なので解は または
- :
2つめの後者 は、1つめの と では両立しない。したがって
である( なので1つめの条件は自動的に満たされる)。(2) より円 は の領域に含まれるので、 上の点では が成り立つ。つまり区間は空にならない。
断面は半径の2乗が から までの円環なので、面積は
である。体積は
である。
それぞれ積分する。
なので
である。また
である。よって
である。
では なので体積は正である。 のとき 、 で である。
で断面積を数値積分すると、 と小数9桁まで一致した。
軸のまわりの回転なので、 ではなく で切る。各条件を の不等式に直すと断面が円環だと分かる。
の解のうち の側は と両立しない。ここを落とさない。
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