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東京科学大学 2021年度 前期日程 理系
第2問 図形と方程式の解答・解説
楕円と直線・判別式・平行な2弦・内接する正方形当サイトの体感難易度:やや難最終更新 2026/10/13
問題文について
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(1) 平面上の楕円 について、 を実数とするとき、直線 と が異なる2点を共有するための の条件を求める
答
代入して の2次方程式にし、判別式が正であることを書くだけ。 の係数は必ず正なので、2次方程式になることは保証されている。
を の式に代入すると
である。 なので必ず の2次方程式で、異なる2つの実数解をもつ条件は判別式が正であることである。
である。 を4倍して
である。
を 刻みで動かして判別式の符号を調べると、この条件と完全に一致した。
(2)実数 に対して直線 と が、それぞれ と異なる2点を共有しているとする()。 と の2つの共有点のうち 座標の小さい方を 、大きい方を 、 と の2つの共有点のうち 座標の小さい方を 、大きい方を とするとき、 が成り立つための の条件を求める
答 かつ
2つの弦は同じ向きなので、 は「長さが等しい」と同じこと。弦の長さの2乗を で表すと、 にしかよらないことが分かる。
も も傾き なので、 と はどちらも の正の定数倍である。したがって
である(つまり2つの弦の長さが等しい)。
(1) の2次方程式の2解を とすると、 とおいて
である(最後は (1) の判別式の計算をそのまま使った)。 は だけで決まるので、弦の長さは にしかよらない。したがって
である。 より はありえないので であり、 から である。さらに2直線がどちらも と2点で交わる条件は (1) より ( なので の条件も同じ)である。よって
である( は任意の実数)。
は、2本の直線が原点について対称であることを意味する。このとき四角形 は原点を中心とする平行四辺形になる。
弦の長さの2乗を と で計算すると、同じ値になった。
の向きはどちらも「 座標が小さい方から大きい方へ」なので、長さだけ比べればよい。
があるので は除かれる。 から に絞る。
(3)楕円 上の4点の組で、それらを4頂点とする四角形が正方形であるものをすべて求める
答、、、 の1組だけ
正方形は平行四辺形なので、(2) の形から中心は原点である。すると対角線は原点を通る直交する2本で、長さも等しい。
中心は原点。 正方形は平行四辺形である。対辺は の平行な2弦で、(2) より平行な2弦の長さが等しいのは2本が原点について対称なときだけだった。したがって正方形の中心は原点である。
( で を単位円に写すと、平行四辺形は平行四辺形に移り、円に内接する平行四辺形は長方形なのでその中心は円の中心である、と考えてもよい。)
対角線。 中心が原点なので、4頂点は 、 の形である。正方形の2本の対角線は長さが等しく直交するので
である。したがって は を 回したものである。( 上の点)とすると
で、これも 上にある条件は
である。 倍して を使うと
である。このとき なので
(複号は独立)である。符号の組み合わせをどう選んでも、 と の4点は同じ集合
になる。実際この4点は 上にあり( ✓)、1辺 、対角線 の正方形(軸に平行な正方形)である。よって求める組はこの1組だけである。
を細かく走査して も 上にあるものを探すと、解は4つでどれも 、同じ正方形になった。
「中心が原点」をきちんと言う。(2) の結果か、単位円に写す変換で説明する。
は を 回したもの。「 と垂直で同じ長さ」という条件から決まる。
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