本文へ
大学別数学研究室
模試PDF

同志社大学・全学部・学部個別日程(文理)

同志社大数学の
傾向と対策

2019〜2026年度(8年分)の過去問分析

合格答案をつくる 同志社大数学 2027の表紙この分析から
つくった問題集

日程・試験時間・配点

一般選抜は全学部日程と学部個別日程の2つで、どちらも大学独自の試験だけで合否が決まる(一般選抜では共通テストの成績を使わない。共通テストを利用する入学試験は別の入試区分である)。数学の試験時間は理系100分・文系75分で、両日程で同じである。

日程(2027年度)試験日数学を課す・選べる学部
全学部日程(理系)2月4日文化情報、理工、生命医科、スポーツ健康科、心理
全学部日程(文系)2月5日神、文、社会、法、経済、商、政策、文化情報、スポーツ健康科、心理、GC、グローバル地域文化
学部個別日程2月6日文、経済
2月7日政策、文化情報(文系型・理系型)、生命医科、スポーツ健康科(文系型・理系型)
2月8日法、グローバル・コミュニケーション
2月9日神、商、心理、グローバル地域文化
2月10日社会、理工

横にスクロールできます

区分時間配点備考
理系数学100分200点理工・生命医科・文化情報は200点。スポーツ健康科(理系型)と心理(全学部・理系)は150点に換算。理工・生命医科の個別日程は英語が100点に圧縮されるので、総点に占める数学の比重がさらに大きい
文系数学75分150点「日本史」「世界史」「政治・経済」「数学」から試験当日に1科目を選ぶ。選択科目間の得点調整を実施する予定(入試ガイド2027)

出題範囲(入試ガイド2027の原文)

文系の「統計的な推測」は2026年度から範囲に入った。2026年度に出たのは学部個別日程(2月7日)の1問だけで、しかも確率の問題との選択式だった。

2.出題形式と傾向(2019–2026年度)

理系「数学Ⅰ」、「数学Ⅱ」、「数学Ⅲ」、「数学A」、「数学B(「数列」「統計的な推測」)」「数学C(「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」)」
文系「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学A」「数学B(「数列」「統計的な推測」)」「数学C(「ベクトル」)」

形式は8年間不変

学部個別日程を含めた2024〜2026年度の全27種類の問題(1年に文系6種類・理系3種類)も、大学公式の講評と解答用紙で確かめられる範囲では、題数・Ⅰの空所(ア〜コ)・記述の小問数は同じ形である(ただし大問の分野は試験日で違い、たとえば2月7日の理系Ⅳは2025・2026年度とも数列だった)。大問ごとの配点は公表されていないが、Ⅰは答えだけを書く形式なので途中点は期待しにくく、記述の大問で差がつく。同志社の数学は私立大学としては珍しい「記述で書ききる力」を問う試験である。

文系(75分)理系(100分)
題数3題4題
Ⅰ空所補充。空欄は毎年ア〜コの10個で、小問2〜4個(2021年度以降は3〜4個)に割り振る空所補充。(1) ア〜オ・(2) カ〜コの2問で固定。(1)は確率、(2)は複素数平面が基本
記述ⅡⅢ。小問3〜5個の細かい誘導。図示・証明を含むⅡ〜Ⅳ。小問3〜5個。Ⅳは毎年数Ⅲの微積分で小問4〜5個
解答用紙記述式(大学は「全面記述式」と明言)2枚。(一)にⅠⅡ、(二)にⅢⅣ

全学部日程(理系)の分野

〔Ⅰ〕(1)は確率、(2)は複素数平面、〔Ⅳ〕は数Ⅲの微積分がほぼ固定で、残る2題を「ベクトル(とくに空間)」「数列(漸化式)」「2次曲線」「数Ⅱの図形と方程式」「もう1題の数Ⅲ」が分け合う。数Ⅲは毎年1〜2題分を占める(複素数平面・2次曲線は数学Cとして数えない)。整数だけの大問と統計は8年間出ていない。

横にスクロールできます

年度Ⅰ(空所)ⅡⅢⅣ
2019複素数平面/条件付き確率数Ⅲ共通接線と面積空間ベクトル(円と直線)数Ⅲ積分と極限
2020確率/複素数平面と級数空間ベクトル(最短経路)分数型漸化式と極限数Ⅲ共通接線・回転体
2021確率/複素数平面(正三角形)楕円の接線・法線漸化式と和数Ⅲ極値・はさみうち
2022確率漸化式/複素数平面双曲線と帰納法空間ベクトル(四面体)数Ⅲ周期関数の積分
2023確率漸化式/複素数平面面積と回転体球と直線・格子点数Ⅲ変曲点の個数
2024確率と極限/複素数平面平面ベクトル(二等分線)接線・軌跡・通過領域数Ⅲ和と積分の評価
2025条件付き確率/空間ベクトル漸化式三角関数と回転体数Ⅲ広義の積分の極限
2026確率/複素数平面と3次関数数Ⅲ微分と積分領域と直線数列と積分・極限

全学部日程(文系)の分野

数列は8年とも、数Ⅱの微分・積分は2025年度を除く7年に出ている(接線・面積が中心)。記述ではほかに平面ベクトル、図形と方程式(領域)、整数との融合が多い。空間ベクトルの記述は8年間出ていない。

横にスクロールできます

年度Ⅰ(空所)ⅡⅢ
2019接線と面積/空間ベクトル漸化式と整数(余り)図形と計量(内接円)
2020整式の決定・極値/確率約数の個数と総和2本の接線と面積
2021複素数と方程式/対称式/内接四角形分数型漸化式と常用対数放物線の接線と面積
2022場合の数/対数不等式/面積/積分方程式 と 3次関数の接線の本数
2023三角関数の合成/数列の和/不定方程式3次方程式の解の範囲外心の位置ベクトル
2024三角形の面積/積分方程式/ 進法/対数3次曲線の接線と面積・常用対数垂直二等分線と3点共線
2025場合の数/整式の除法/データの分析入れ子の正三角形と内接円絶対値を含む領域
2026ベクトルと点の位置/指数関数/確率絶対値を含む円の領域循環小数と周期数列

全学部日程と学部個別日程はどう違うか

大学は「両日程において、難易度や傾向に差はなく、日程の違いによる有利不利はありません」と公表しており、入試ガイド2027でも「両日程および学部毎において、問題の難易度や傾向・形式に大きな差がなく、日程・学部毎の対策が必要ない」と述べている。実際、形式・題数・出題範囲・Ⅰの構成はまったく同じである。違いが出るのは試験日(問題の種類)ごとの難易度で、2026年度の全9種類の問題と、2024〜2026年度の大学公式の講評(科目別講評・出題の意図)を読むと次の傾向がある。

つまり「全学部日程の対策」と「個別日程の対策」を別々に用意する必要はない。必要なのは、同じ形式のまま難易度の幅に慣れておくことである。易しめの日程では計算ミスひとつが合否を分け、難しめの日程では最終小問を捨てて (1)(2) を確実に書ききる判断が要る。

区分問題(試験日)難易度と特徴
理系全学部日程(2/4)最も重い部類。講評では2024〜2026年度ともⅣの最終小問まで到達した答案が少ない
理工(2/10)やや難。回転体・無限級数・三角関数の極限など数Ⅲの量で差がつく
生命医科・文化情報など(2/7)標準寄り。積分方程式・面積・連立漸化式など題材が典型的
文系全学部日程(2/5)中位〜やや難
法・GC(2/8)難しめ。なじみの薄い題材(組合せ論・領域の分割・数列の周期)が多い
神・商・心理など(2/9)中位。組合せの最終問で差がつく年が多い
文・経済(2/6)、社会(2/10)易しめ。講評も「取り組みやすい内容を意図」(2/6)「少し取り組みやすい設問をベース」(2/10)
政策・文化情報など(2/7)年により易しめ〜中位(難しい大問が1題入る年がある)

同志社大数学の対策の進め方

同志社大の数学は、出題の形が年度をまたいでよく似ています。だから形式と頻出分野を先に押さえてから演習するほうが、いきなり過去問に入るより速く仕上がります。

  1. 同志社大数学の出題形式と頻出分野をつかむ

    このページの年度別・分野別の表で、出題の偏りをつかむところから始めます。

  2. 年度別の出題一覧で、過去問を解く順番を決める

    このページの年度別の表を見て、出題の多い分野から過去問に当たると、手をつけた順に積み上がります。

  3. 本番と同じ形式で、答案を仕上げる

    最後は本番の形式で通して解き、答案として書ききる練習をします。合格答案をつくる 同志社大数学は、この分析をもとに書き下ろした予想問題5回分に、どこで何点入るかを示した採点基準を付けたものです。

同志社大数学について、よくある質問

同志社大の数学の過去問は何年分さかのぼるべきですか?
このページでは2019〜2026年度の8年分を年度別・分野別の表に整理しています。まとめて並べると、分野の配置や小問の型がどこまで固定されているかが見えてきます。

合格答案をつくる シリーズ

同志社大数学の予想問題集

このページの2019〜2026年度(8年分)の出題分析をもとに書き下ろした、同志社大数学のオリジナル予想問題集です。本番と同じ形式の問題に加えて、どこで何点入るかを示した採点基準と別解を収録しています。

  • 合格答案をつくる 同志社大数学 2027の表紙

    合格答案をつくる 同志社大数学 2027

    160ページ・¥2,695

    Amazonで見る

非公式の自作教材です。同志社大学とは関係ありません。価格・在庫は Amazon の表示が優先されます。

同じ区分の他大学

52大学の分析をすべて見る